プロジェクトお悩み処 猫のやりかた

アートの現場のさまざまな「困った!」をみんなで悩む今回の企画で受け付けていたのは、アートにまつわるさまざまな相談事です。チームづくり、運営方法、事業評価、企画の伝え方……ひとくちに「アート」と言っても、さまざまな場面で悩みが発生します。
〈猫のやりかた〉は企画・広報・会計というそれぞれの専門性でアートプロジェクト運営に関わってきたメンバー。もともとは自分たちの課題をお互いに相談しあい、一緒に悩んで共有するサークルとしてひっそり活動してきました。
今回のイベントでも同様に、持ち込まれた相談について三者三様の視点からとにかく一緒に悩むような時間をお届けしました。
サークル〈猫のやりかた〉メンバー。(写真左から)演劇やアートの現場における経理・会計を担うcountroom・五藤真さん。アートプロジェクトの情報発信・広報企画を手掛けてきたきてん企画室・中田一会。インディペンデントキュレーターとしてさまざまな地域や団体とアートをつなぐ企画が得意な青木彬さん。すっきり解決はしないけれど一緒に悩むことはできる2日間のイベントにおとずれた相談者は、文化団体職員の方、アーティスト、ライター、企業の文化担当の方、新たに文化団体向けの企業を立ち上げた方などさまざま。
それぞれの相談も、知識のインプット、組織内のコミュニケーション、チームワーク、事業の発信方法に関することなど実に多様でした。
その場ですっきり解決をすることはなかなか難しいですが、一緒に悩むことでヒントを探ったり、悩みを抱える重さをほぐしたりするようなことを少しはできたかな……と思います。
また、相談と並行して〈猫のやりかた〉メンバーによる悩みを解きほぐすアイデアの収集活動もしました。誰かの悩みで生まれたヒントは、別の誰かの悩みの処方箋になるかもしれません。

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