YURAKUCHO ART URBANISM

有楽町
アート
アーバニズム

アーティストと街の交流から
イノベーションを起こす
有楽町アートアーバニズム 「YAU」

アーティストと街の交流から
イノベーションを起こす
有楽町アートアーバニズム
「YAU」

NEWS

  • アーティスト招聘プログラム vol.1

    2023年5月26日から6月4日まで、YAUでは初となるアーティスト招聘プログラムの過程を紹介する機会として、3組のアーティスト:チーム・チープロ、菅野歩美、潘逸舟によるワーク・イン・プログレスのプレゼンテーションをYAU STUDIOおよび有楽町のまちなかで開催します(27日にはアーティストを迎えてトークあり)。

    イベント概要はこちら

    アーティスト・トークおよびチーム・チープロによるイベントの参加申し込みはこちら

    2023.05.21
  • YAU STUDIO Y-base レジデント・アーティスト(2023年4月~8月)決定

    昨年募集しておりました「YAU STUDIO Y-base レジデント・アーティスト」(2023年4月~8月利用)ついて、審査の結果、9団体(アーティスト)に決定いたしました。今後の活動にご注目ください。
    レジデント・アーティストはこちら

    2023.04.13
  • YAU x 豊岡演劇祭2023 Y-base レジデント・アーティスト&フリンジ【セレクション】【4/17公募〆切】

    YAUでは、これまでもトークイベントを開催した豊岡演劇祭(兵庫)と関係性を継続的に発展させ、YAUと特別連携企画2023の特別連携企画として「Y-base レジデント・アーティスト&フリンジ【セレクション】」を立ち上げました。今年9月に開催される豊岡演劇祭2023(9/14〜24)への参加と、YAU STUDIO内のY-base(稽古場)を準備期間中に利用できる公募枠として1-2組を採択予定。奮ってご応募ください。(4/17 9:00〆切)
    2023.04.11
  • YAU STUDIO コワーキングスペース利用者 第二次募集のお知らせ【4/5〆切】

    YAU STUDIO では、2023年1月よりコワーキングスペースをオープンしました。キュレーター、アートマネージャー、コミュニティマネージャーなど、アート活動にさまざまな立場から携わり、つなぐ役割を担う人々が出会う場となることを目指しています。
    ご好評につき、 YAU の活動に理解と関心があり、コワーキングスペースの利用を希望する方を対象に、レジデントメンバーの第二次募集(若干名)を実施いたします。(4/5〆切)

    募集ガイド(応募先リンク)はこちら

    2023.03.20
  • OPEN STUDIO 2023

    3月9日(木)より12日(日)まで、YAU STUDIOを広く公開するオープンスタジオを開催します。 期間中は、アーティストによる展示のほか、トークイベントやワークショップ、またビジネスパーソンのためのアート相談窓口など、YAUならではの企画を行います。カフェも毎日オープンしていますのでお気軽にお越しください。 イベントカレンダーと参加お申し込みはこちら
    2023.03.03
  • SOUDAN イベント企画(要予約)「ブルペンー次世代の肩を温めてる話ー」

    YAUのSOUDAN(=相談所)では「ブルペンー次世代の肩を温めてる話ー」と題したイベントを3月28日(火)に開催します。舞台芸術のアートマネージャーのメンタリングプログラムを行っているバッテリー、広島でメディエーターの育成プログラムを行っているHACH、そして様々な企業のアート支援プログラムを構築したり、自身でもメンタリングシステムを導入しているAITの方々に「ふたりずつ」きていただき、互いの話を聞いたり、相談したり、これからのことを話し合います。ご来場をお待ちしております。

    お申し込み・詳細|https://docs.google.com/document/d/1eNnYbcL_0ZI41UkvmDTppEx8gLdS-YPF-4RK-rRpLrs/edit

    2023.03.02
  • YAU Y-baseレジデント・アーティスト募集【3/26〆切】

    YAU STUDIO内にて、一般社団法人ベンチが企画・運営するY-baseでは、稽古場利用を主とした舞台芸術分野に関するレジデント・アーティストへの参加者を募集します。場が取り結ぶ新たな出会いを期待し、ご応募をお待ちしております。 募集要領・応募方法はこちら↓からご確認ください。 https://bench-p.com/news/yau-studio-y-base-202304-08/
    2023.03.02
  • YAU x サッポロ・パラレル・ミュージアム 連携企画

    まちなかとウェブサイト上で作品が展開する「サッポロ・パラレル・ミュージアム」とYAUによる初めての連携企画を開催します。札幌市内各所と有楽町のYAU STUDIOでアーティストによる作品をご覧ください。 サッポロ・パラレル・ミュージアムについて 2月20日(月)トークお申し込みはこちら
    2023.02.04
  • SOUDAN 予約受付

    アーティストのみならず、展示に関わることや企業でのアートプログラムについてなど、さまざまな方からの相談を一緒に考えてきた「相談所」を再開します。 ご予約はこちら
    2023.01.30
  • YAU STUDIO 稽古場 レジデント・アーティスト決定

    昨年募集しておりました「YAU STUDIO Y-base レジデント・アーティスト」(2022年12月~23年3月利用)ついて、審査の結果、6団体(アーティスト)に決定いたしました。 レジデント・アーティストはこちら
    2023.01.13
  • [終了] YAU STUDIO コワーキングスペース利用者を募集します

    YAU STUDIOをキュレーターやアートマネージャー、コミュニティマネージャーなど、創造活動にさまざまな角度から携わり、つなぐ人々が出会う場としてフリーデスク制のコワーキングスペース利用者(レジデントメンバー)を募集します。(12/23締切)

    募集ガイド(応募先リンク)はこちら

    *募集は締め切りました。再募集時には、改めてお知らせします。

    2022.12.13
  • [終了] YAU STUDIO 稽古場利用者を募集します

    YAU STUDIO内にある稽古場の利用を主とした、舞台芸術分野に関するレジデント・アーティストを募集します。(11/30締切) 概要とご応募はこちら
    2022.11.15
  • YAU第2期の始動リリースを発表しました

    有楽町ビル10階のスタジオを拠点にしたプログラムを、23年秋頃までの約1年間で展開してまいります。 リリースの全文はこちら
    2022.10.14
  • 倉田翠 『今ここから、あなたのことが見える/見えない』再演のお知らせ

    2022年5月、YAU TEN開催中に初演された倉田翠『今ここから、あなたのことが見える/見えない』が、東京国際フォーラムにて再演されます。 公演の詳細はこちらから 前回公演の様子
    2022.10.14
  • YAU SALON 開催のお知らせ

    YAU STUDIOを会場に、トークセッションや交流会を行う<YAU SALON>を開催いたします。 概要とお申込みはこちら
    2022.10.12
  • 東京藝術大学のアートプロジェクト実習を開講します

    東京藝術大学のアートプロジェクト実習が10/18(火)~22(土)に開催されます。
    概要はこちらお申込みはこちら

    2022.09.09
  • YAU再始動のお知らせ

    YAU STUDIOを有楽町ビル10階で2022年9月より再始動いたします。
    詳細や今後の活動はSNS等でお知らせしてまいります。

    2022.09.01
  • 「YAU TEN」を開催しました。

    5/20(金)〜27(金)の間、有楽町各所にて展示、パフォーマンス、トーク、相談などをおこなう「YAU TEN」を開催しました。多くのご来場・ご参加をありがとうございました。
    -
    詳細はこちら会場案内はこちらトークセッションの登壇者情報はこちら

    2022.05.09

ABOUT

街がアートとともにイノベーティブな原動力を生み出す、4カ月にわたる実証パイロットプログラム、「YAU(ヤウ) 」を2月1日よりスタートいたします。 アートの制作過程を街なかで広く公開することにより、クリエイティブな人々の多様な出会いを誘発し、イノベーション創発のきっかけを生み出すなど都心ビジネス街におけるアーティストへの持続的活動支援を目的に実施しま...

街がアートとともにイノベーティブな原動力を生み出す、4カ月にわたる実証パイロットプログラム、「YAU(ヤウ) 」を2月1日よりスタートいたします。

アートの制作過程を街なかで広く公開することにより、クリエイティブな人々の多様な出会いを誘発し、イノベーション創発のきっかけを生み出すなど都心ビジネス街におけるアーティストへの持続的活動支援を目的に実施します。

日本有数のビジネス街としてグローバルな経済活動を牽引する大手町・丸の内・有楽町エリア(以下、大丸有エリア)において多様化する価値観やワークスタイルが進化する中で、時代を超えていく創造的なイノベーションを切り拓くものは、異なる感性が出会い、触発されたその先に生まれる「共感」です。

大丸有まちづくり協議会では、エリアマネジメントの観点から、アートが持つ創造力を都市にどう取り入れていくべきかを議論するべく、2019年「アート×エリアマネジメント検討会」を設置。都市空間創造や都市活動展開を一体化させる新しい街のムーブメントを、「アート」+「アーバニズム」を掛け合わせた造語「アートアーバニズム(*)」として始動することを提言し、既成の枠を超えるクリエイティブな感性を秘めたアーティストたちが、ビジネス街という場と出会うことから生まれる新たな潮流を、大丸有エリアで実現するコンセプトとして策定しました。

その実証パイロットプログラムとなる有楽町アートアーバニズム「YAU(ヤウ)」は、大丸有エリアの立地企業などによるアーティストの持続的な支援を通して、大丸有エリアにおけるイノベーションを誘発する仕組みの構築を目的としています。

①アーティストの作品制作過程を街中で公開し、交流する「アーティストスタジオ」
②次世代を担う若手アーティストに、専門家によるアドバイスを提供する「相談所」
③主に大丸有エリアのオフィスワーカーが、まちとアートについて学びを深める「スクール」

この3要素から構成され、有楽町ビル10階にアーティストが滞在制作をおこなう「YAU STUDIO」、国際ビルの地下飲食街の一画に本プログラムのインフォメーションセンターと若手アーティストに向けた相談所を「YAU COUNTER」として設置し、一般募集するスクールプログラム「YAU CLASS」を両方の会場で催行いたします。

* アートアーバニズムの始まりに寄せて(中島直人 東京大学大学院工学系研究科准教授)

くわしく

PROJECT

  • YAU x 東京藝術大学 キュレーション教育研究センター『展覧会設計演習Ⅰ』

    6月10日(土)〜

    YAUと東京藝術大学 キュレーション教育研究センターは、6月10日より、大丸有を中心とする社会人と東京藝術大学に在籍する学生が、YAU STUDIOを拠点に学ぶ授業『展覧会設計演習Ⅰ』を新しく開講します。本授業(6月•7月、教員:難波祐子氏)は、都市空間を舞台に小規模な展覧会やアートプロジェクトの制作を通して、社会とアートの接点を深掘りします。この度、学生と一緒に学ぶ社会人のディスカッション・パートナーを若干名募集します。

    日時:6月10日、17日、24日、7月1日、8日(いずれも土)10:00-13:00予定
    場所:YAU STUDIO

    >>>概要と日程(5/31締切)

  • YAU SALON vol.11「アートと企業のコラボレーションのかたちを考える」

    5月31日(水) 18:30-20:30

    ビジネス街・有楽町で活動しているYAUでは、アート/アーティストと企業の共創の新しいかたちを探求しています。「対話」と「交流」の場として開催しているYAU SALONでは、今回京都芸術センターのプログラムディレクター・安河内宏法さんをお招きして、アーティストと企業・研究機関等のコラボレーションを表彰するコンペティション「KYOTO STEAM 国際アートコンペティションについて伺いながら、アートと企業の可能性や課題、あり方について対談を行います。

    YAU SALON vol.11「アートと企業のコラボレーションのかたちを考える」

    日時:5月31日(水) 18:30-20:00
    場所:YAU STUDIO(地図:千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル10F
    ゲスト:安河内宏法(京都芸術センタープログラムディレクター)

    >>>参加フォーム

  • YAU SALON vol.10「まちとキュレーション、アートプロジェクトを語ろう」

    4月26日(水) 18:30-20:30

    アーティストやアートマネージャー、インディペンデント・キュレーターなど、それぞれの領域からアート表現に関わる人たちと大丸有を中心としたワーカーが集まるYAU STUDIO。そこで「対話」や「交流」の場として開かれているYAU SALONに、東京藝術大学で教育現場に深く関わる熊倉純子さん、難波祐子さん、酒井雅代さんを迎えます。美術館やギャラリー、劇場に代表されるアート鑑賞に特化した空間と異なる性質を含む都市や社会との接点において、キュレーション(展覧会企画制作)やアートマネジメントの課題を発見し、それぞれの知見を交えながら対話を行います。

    YAU SALON vol.10「まちとキュレーション、アートプロジェクトを語ろう」
    日時:4月26日(水) 18:30-20:30
    場所:YAU STUDIO(有楽町ビル10階)
    ゲスト:熊倉純子さん(東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科教授)、難波祐子さん(同大学キュレーション教育研究センター特任准教授)、酒井雅代さん(同大学キュレーション教育研究センター・コーディネーター)
    >>>参加申し込み

  • 「《ベネチ庵》を語ろう」

    TALK4月12日(水)18:30〜19:30

    「《ベネチ庵》を語ろう」~ベネチア建築展関連企画「TIME SPACE EXISTENCE」出品作品《ベネチ庵》を囲んで~コワーク利用者で建築家の藤貴彰さんが、稲毛洋也さん、カン・デユェンさんと共に取り組む建築作品《ベネチ庵》が、2023年5月からのベネチア建築展2023関連企画展示、「TIME SPACE EXISTENCE」(主催:欧州文化センター)に出品されます。ジャルディーニのマリナレッサ庭園に展示される予定の本作は、「茶室」であり同時に「家具」であるといいます。パスタやコーヒーをはじめとする廃棄物を活用したり、スーツケース数個にコンパクトに収まり、会期後には家具として再構成できるなど、ユニークな作品となっています。
    今回のトークでは、ベネチアに旅立つ前の藤さんから、本作がどのような思考をもとに、どのような調査や試行錯誤を経て実現されようとしているのか、ご紹介いただき、またYAUの皆さんからもどしどし率直な感想や意見を頂戴する場としたいと思っています。

    日時:4月12日(水)18:30~19:30
    場所:YAU STUDIO ラウンジ部分
    登壇:藤貴彰さん(三菱地所設計、tyfa)、稲毛洋也さん(三菱地所設計)、カン・デユェンさん(三菱地所設計アジア)
    モデレーション:森純平、深井厚志(YAU)

  • 『わたしが土に還るまで』新作ワークインプログレス

     

    『わたしが土に還るまで』新作ワークインプログレス
    構成・演出:私道かぴ
    出演・創作:森脇康貴/酒井直之■日時
     2023年3月31日(金) 20:00~
      森脇康貴ver.と酒井直之ver.を連続上演(各30分程度を予定)
      終了後に「アフターディスカッション」を開催(参加自由)■会場
     YAU STUDIO
      〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル10階
      JR、東京メトロ有楽町線「有楽町駅」日比谷口より徒歩1分■料金
     無料(要予約)概要はこちらから↓↓
    https://anju-nochi.com/news/work/until-i-return-to-the-earth/予約はこちらから↓↓
    https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScw63-bb4fJy3XLn9Rn6o_tIAvsVX8zMGIWLWRLzL5siB5qmA/viewform

  • MINDSCAPES TOKYO WEEK マインドスケープス東京

    2月20日(月)~28日(火)12:00-

    MINDSCAPES TOKYO WEEKーアートと文化的な視点から考えるメンタルヘルスとは?ー

    コロナ禍を経て心の健康がますます重要視される中、「メンタルヘルス」に対する理解や対処、議論を根本的に問い直すことを目的に、ニューヨーク、ベンガルール、ベルリン、東京の世界4都市のパートナーと共に相互に連携する国際的な文化プログラム「マインドスケープス」が2020年よりスタートしました。昨年春にスタートした東京での活動は、NPO法人インビジブルが事業パートナーとなり、多様な意見から議論を深め、共に学び合うことを目的とした対話集会「コンビーニング(Convening)」と、都市におけるメンタルヘルスのあり方についてアーティストとユースの視点から共同で調査に取り組む実験的なアートプロジェクト「UI都市調査プロジェクト(the Urban Investigation Project)」の両事業の企画運営を行いました。今回は、YAU STUDIOにて「MINDSCAPES TOKYO WEEK」と題した活動報告&交流イベントを開催しました。
    日時:2月20日(月)~28日(火)12:00-

    場所:YAU STUDIO
    >>>Peatix申込(2/8 12:00より)
    >>>マインドスケープス東京について

  • YAU x サッポロ・パラレルミュージアム 連携プログラム

    2月4日(土)〜20日(月)11:00-18:00

    コロナ禍を起点に、不確実な現在を多様な視点で見つめるアートの価値を再確認しようと2021年より開催されている「サッポロ・パラレルミュージアム」。今年、札幌会場ではYAUがセレクトした作品を、またYAU会場ではパラレルミュージアムがセレクトした平面と映像作品を、2都市の連携プログラムとして展示します。20日18:00-19:30は、札幌より参加作家の大橋鉄郎氏と札幌駅前通まちづくり株式会社の今村育子氏を迎えたトークも行いますので、是非ご来場ください。

    日時:2月4日(土)〜20日(月)11:00-18:00
    場所と参加作家:YAU STUDIO(大橋鉄郎、佐藤壮馬、高橋喜代史、内田聖良)/札幌駅地下歩行空間チ・カ・ホ(SO+丸尾隆一)
    >>>サッポロ・パラレルミュージアムについて

  • YAU SALON vol.7『まちあるき』

    2月1日(水) 15:00-17:00

    日時:2月1日(水) 15:00-17:00
    集合:YAU STUDIO、有楽町のまちなかを歩きます
    参加:先着約15名
    ゲスト:金城敦彦(三菱地所株式会社エリアマネジメント企画部専任部長/一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会事務局長)、石川由佳子(一般社団法人 for Cities共同代表理事、アーバニスト、エクスペリエンス・デザイナー、ポッドキャスター)
    *外を歩きますので、季節柄、暖かい服装でお越しください。

  • archiving as progressive vol.01

    2022年11月24日(木) - 2023年1月31日(火)

    現在『Sense Island』では、TPRから8名のアーティストが横須賀と猿島のリサーチを通じて制作した新作群を発表しています。『archiving as progressive vol.01』では、8月から約3ヶ月間かけておこなったリサーチと制作のプロセスを8台のテーブルで展示し、リサーチツアーの同行写真や猿島での展示写真なども公開することによって、完成された作品だけではうかがい知ることができない制作プロセスと思考の断片を、開かれたアーカイブとして提示します。

    【展示概要】

    archiving as progressive vol.01

    期間:2022年11月24日(木) – 2023年1月31日(火)
    会場:YAU STUDIO(有楽町ビル10F)

    出展作家:村田啓、オウ・シャオハン、梅沢英樹、森田友希、川島崇志、小山泰介、RYU IKA、山本華、金秋雨

    リサーチ同行写真:Sara Ito、石崎りり子
    展示会場写真:Naomi Circus、TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH

    キュレーター:金秋雨
    アシスタント:武田花(日本大学芸術学部美術学科彫刻コース地域芸術専攻)
    企画:TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH PROJECT
    協賛:有楽町アートアーバニズムプログラム実行委員会、エプソン販売株式会社
    協力:SENSE ISLAND 実行委員会
       横浜市役所、横須賀市自然・人文博物館、観音崎自然博物館

    【ステイトメント】

    地域プロジェクトに関わらせてもらうたびに思うことがある。地域プロジェクトというのは、いつも現場での移動が多く、作品の情報導入が少ない、鑑賞時間が短い、といった問題に直面しなければならない。今回の「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 2022」に至っては、暗闇のなか、携帯を預けた状態で作品を鑑賞することになる。勿論、作品と対面する感動、感覚は、文字情報では代弁できない体験であり、それを鑑賞者に伝えること自体も、展覧会の趣旨の一つだ。ただし、アーティストのリサーチプロセスをより具体的に、明確に鑑賞者に伝えること、そしてアーティストと直接交流できる場も必要だと考え、今回TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCHに参加した8名のアーティストを中心に「Archiving as Progressive」展を企画した。 「アーカイブ」というのは、単なる資料の並びや、まとめることだけではなく、ここではより流動的、有機的な観点から、アーカイブの概念を再考できると期待する。
                                   金秋雨

  • テリアルショップ カタルシスの岸辺 死蔵データGP スペシャルセレクション

    3月25日18:00-21:00

    荒渡厳、海野林太郎を中心に東京で結成された「マテリアルショップ」のカタルシスの岸辺。現在は2人に加えて9名で活

    動しています。美術作家の死蔵している映像、画像、音素材を屋台を模したインスタレーション内で量り売りする<マテ

    リアルショップ カタルシスの岸辺>は、既存のアートをめぐる経済システムに依らず、生存戦略として独自の方法確立に

    向けて試行しています。「死蔵データGP 決勝戦 ROUND1」を勝ち抜いた10件のデータがYAU STUDIOでその勝敗を決

    します。

    日時:32518:00-21:00「死蔵データGP 2022-2023 決勝戦 2nd Round

    26日~4115:00-20:00「マテリアルショップ カタルシスの岸辺 死蔵データGP スペシャルセレクション」

    場所:YAU STUDIO

    >>>観覧詳細ウェブサイト

  • 泉太郎「イメージするレクチャー」

    3 月10  日(金) 15:00〜16:30

    アーティスト、泉太郎が「の外れた山彦」と表現する「」によるクチャーをいま

    す。地へのルートの過ぎ去っていあらるイメージのディテールについて、

    るようにる会です。

     

     

    泉太郎 

    モデレーター 金森

  • TPR archiving as progressive vol.02 | 100 WINDOWS

     


    」は複製可能なのか。
     
    誰も気づく、「」と「写真」の共通点は空てる「」として、また時間を分

    しようとする写真の比喩として、あらる場所に存在する。部の中と物の外、ニターの

    こちらとこう開くじる瞬間など。我々は、「透明」に近い境界によって断絶さ

    れながら、その断絶によって分をっている。常に視線歴史られて両者は、同時

    我々にフィジカルでは距離感い出せる。

    」の概念は、っと代ととんでいる、写真も同

    写真をあつかう作家によってられた時間と空断片は、らの手によって加

    れ、作品変貌する。都市空間へがる126 の作品は、街ゆく人びとの視線によって

    なる距離れるろう。そこでらに、拡張された写真とも呼べる作品じて、人々

    はイメージにれ、接続し、には差異反発を生じせる。

    TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH は、「東京クリエイティブサロン 2023へ向けて、日

    本橋の内・有楽町銀座渋谷原宿田という6 つのエリアを横断しながら、作家、

    鑑賞者ととに「写真」という「透明」に近いイメージを再したい。

    2 回目となる「 archiving as progressive 」では、 YAU STUDIO がる20 面の「」を

    作家に「透明面」として提供し、そのりのある空の中で、無数有意義違和感

    差させ、アーカイブを構築するを再する。(金秋


    参加アーティスト:

    藤瑠

    遠藤



    作・関川徳

    崇志
    幸本紗奈
    児嶋啓

    小林菜奈子

    小山泰介

    迫鉄平



    SO

    口暁彦

    山礁

    隼久

    中野

    羽地優太郎



    本成

    ン・ジェー

    庭裕



    本華


    東京クリエイティブサロン2023 概要

    期|2023 317日(金)~331日(金)

    エリアの内・有楽町本橋銀座原宿

    催|東京クリエイティブサロン実 委員

    TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH PROJECT

    協力|PGI IMA Gallery

    https://www.tokyophotographicresearch.jp/

    Instagram @tokyophotographicresearch
  • 招聘プログラムアーティストトーク。

    3月12日(日)

    3月12日(日) 15:00〜 菅野歩美/17:30〜 潘逸舟

  • チーム・チープロ「身体を晒すことについて(yokaibody 妖怪的身体)」

    TALK3月12日(日) 16:00〜

    YAUアーティスト招聘プログラム参加アーティストによる、現在進行中のふたつのプロジェクトについて、身体をつかってキーワードをマッピングしながら行うトークセッションです。

  • 布施琳太郎「ラブレターの書き方:総集編」

    3月11日(土) 15:00〜16:00

    「二人であること」という視点から、美術作品、アニメーション、詩、手紙、医学的な症例報告、情報技術などについて考えてきた自主企画の連続講義。番外編としての総集編トークを一般公開する。

  • Tokyo Photographic Research×Curator Table「ポートフォリオレビュー」

    3月10日(金)〜12日(日) 13:00〜18:00

    自身のポートフォリオ、作品やプロジェクトのレビュー(講評)、キャリアや企画について、国内外で活動するアーティスト、キュレーター、アートマネージャーに無料で相談できる場です。(※別会場「ソノ アイダ #新有楽町」と同時開催)

  • ビジネスパーソンのためのアート相談窓口

    3月9日(木)〜10日(金) 16:00~20:00

    ビジネスパーソンのためのアート相談窓口(各30分・無料)
    個人的な関心から仕事上の相談まで、アートとビジネスにまつわるお悩みはありませんか? アートの現場で活躍する専門家が一緒になって考えます。

  • 〜 y/n  「レクチャーパフォーマンスで教育を考える」

    TALK3月9 日(木)15:00
    ドキュメンタリー的な手法とクチャーパフーマンスという形式を用いて作品をつって

    たこれまでの動と、5 月発定の新作についてのプンテーションをいます。
     
  • YAU SALON vol.8『アートの仕事に必要とされる人材像とは?』

    2月15日(水) 18:00-20:00

    1月末には文化芸術分野の仕事に特化した「アート・ジョブ・フェア」が開催されるなど、「アートに関わる仕事」が注目されています。表現者だけではなく、まちやあらゆる人と業種との関わりに触手を伸ばす時、必要とされる人材像とはどのようなものでしょうか。さまざまな領域から集まってYAUを企画運営する私たちが、仕事における課題を掘り下げながら、太下先生の知見と経験を交え、ラウンドテーブル形式でアート業界の将来像を描くことを試みます。

    日時:2月15日(水) 18:00-20:00
    場所:YAU STUDIO
    ゲスト:太下義之(文化政策研究者/同志社大学経済学部教授)

  • 「オブジェクトと空間ーー実在しない彫刻とは何か?」

     

    「オブジェクトと空間ーー実在しない彫刻とは何か?」対談・トークイベント
    この度、東京を拠点に活動するオンラインコミュニティUpload AIRは、「実在しない彫刻」VR展覧会をオンラインで開催します。「実在しない彫刻」VR展覧会の関連イベントとして、「オブジェクトと空間ーー実在しない彫刻とは何か?」対談・トークイベントを開催します。
     本イベントでは、彫刻、文化理論、現代芸術論などの分野で活躍する第一人者である三人の研究者と今回出展するアーティストを招い、デジタルフィールドにおける空間とオブジェクトについて語ります。セッション1[空間・社会・都市共創]とセッション2[技術・もの・身体]に分けて開催いたします。「オブジェクトと空間ーー実在しない彫刻とは何か?」セッション1
    開催時間:2023年2月4日(土)16:00-18:00
    開催地:YAU STUDIO(千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル10F)・配信
    登壇者:
    小田原のどか(彫刻家/評論家/出版社代表)、
    清水知子(社会学者・文化理論家・東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科准教授)、
    「実在しない彫刻」展参加アーティスト
    司会:李静文
    来場参加:1000円(動画アーカイブ付き)
    配信参加:500円(動画アーカイブ付き)
    「オブジェクトと空間ーー実在しない彫刻とは何か?」セッション2

    開催時間:2月5日(日)16:00-18:00
    開催地:YAU STUDIO(千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル10F)・配信

    登壇者:
    林卓行(美術批評家・東京藝術大学美術学部芸術学科准教授)、
    「実在しない彫刻」展参加アーティスト

    司会:李静文

    来場参加:1000円(動画アーカイブ付き)
    配信参加:500円(動画アーカイブ付き)

    助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】
    協力:有楽町アートアーバニズム「YAU」詳細:
    https://thecolossus.uploadair.com/20230115-The-Non-existent-Sculpture-VR-exhibition

  • 「関係づくりを学ぶ!現場で使える契約講座』

    2月16日(木)19:00-21:00

    「関係づくりを学ぶ!現場で使える契約講座』(舞台芸術制作者・プロデューサー対象)
    舞台芸術の現場に携わる方々が、創作の過程において関係者とコミュニケーションを十分に行い、健全で持続可能な創作環境を作ることを目的に、舞台芸術製作者・プロデューサー向けの研修会をオンラインeラーニングと対面型のワークショップを通じて行います。
    日時:2月16日(木)19:00-21:00
    場所:YAU STUDIO
    参加費:無料(定員40名)
    対象者:舞台の制作業務に関わる方(経験、年齢不問)
    主催:文化庁、事務局:NPO法人舞台芸樹制作者オープンネットワーク(ON-PAM)、協力:一般社団法人ベンチ、YAU
    >>>講座・講師について(事前にeラーニングの受講が必要となります)
    >>>YAU STUDIO会場 Peatix申込

  • YAU STUDIO コ・ワーキングスペース

     

    この度、キュレーターやアートマネージャー、コミュニティマネージャーなど、創造活動にさまざまな角度から携わり、つなぐ人々が出会う場として、YAU STUDIO内にフリーデスク制のコ・ワーキングスペースを設けます。
    相互の関心・活動領域を横断させて更に対話を促し、有楽町におけるアートコミュニティを新たに形成します。

    募集ガイド(応募先リンク)はこちら

    ■コ・ワーキングスペースについて
    基本利用時間:11:00〜18:00(ビル安全管理に関するルールを厳守の上、時間外の利用も可能)
    付帯設備: 個室・オープンミーティングスペース(いずれもフリーデスク制、イベントによって移動することもあります)、Wi-Fi、コピー機(スキャンを含む)、投影用スクリーン、プロジェクター、ホワイトボード(いずれも数に限りあり)、展示スペース
    *YAU STUDIOは、一般の賃貸オフィスビル内にありますので、施設の利用方法[音量・臭気・利用マナー等]について改善のお願いをさせていただくことがありますのでご了解ください。

    ■利用料
    無料(施設、付帯設備利用は無料ですが、コピー機の利用はドネーション制となります)

    ■利用特典
    YAUが主催、協力する各イベント(トーク、ワークショップ、展覧会、交流会)に優先的にご案内します。今後のイベントでは、アートマネジメントに関する内容も企画しています。

    撮影:加藤甫

  • YAU SALON vol.3 『アーバニズムがわからない』

    11 月 18 日(金)19:00-21:00

    登壇者:青木淳(建築家、東京藝術大学建築家教授)、中島

    直人(東京大学大学院工学系研究科准教授)、森

    YAU

  • YAU SALON vol.2『アートって世界を変える?』

    11 月 9 日(水)18:00-20:00

    アートや世界などマクロなキーワードを掲げながら、ミクロな場所と活動(有楽町や YAU)に視点を移したトークに加えて、簡単なアクティビティも予定しています。

    登壇者:今田素子さん(メディアジーン 代表取締役 CEO)、藤原帰一さん(千葉大学国際高等研究基幹特任教授)

  • YAU SALON

    トークイベント2022.10.26–2023.03.31

    YAUでは、アーティストやパフォーマー、キュレーターやアートマネージャーなど、芸術文化活動に従事する様々な背景をもつ人々を迎え入れ、大丸有エリアを中心に国内外で事業を展開する企業や団体、アート連携関係者とのトークやワークショップを行い、積極的に交流を深める場<YAU SALON>を定期的に開催します。<YAU SALON>を通して、アートと社会、ビジネスの越境的取り組みが展開されていくことを目指し、さまざまな領域の方々が集い、これからの社会を語るコミュニティを目指します。
    お気軽にお越しください。

    YAU SALON vol.9『DENSOと三菱地所は、アートとビジネスの関係性をどう深めてきたか?』
    日時:3月22日(水)19:00~21:00
    場所:YAU STUDIO
    登壇:清原博文氏(DENSO)×長嶋彩加氏(三菱地所)
    無料
    参加方法:専用フォームよりお申し込みください。

    *これまでのYAU SALON
    vol.1(10月26日):『アートが社会のエコシステムに介入する YAU=実験場としての役割』齋藤精一氏(パノラマティクス主宰)、井上茂(株式会社三菱地所)
    vol.2(11月9日):『アートって世界を変える?』今田素子氏(メディアジーン 代表取締役CEO)、藤原帰一氏(千葉大学国際高等研究基幹特任教授)
    vol.3(11月18日):『アーバニズムがわからない』青木淳氏(建築家、東京藝術大学美術学部建築科教授)、中島直人氏(東京大学大学院工学系研究科准教授)、森純平氏(YAU)
    vol.4(12月7日):『誰が為にリサーチは或る?〜都市のリサーチが社会にもたらすXを巡る、アーティスト、研究者、都市開発者と人々の対話〜』小山泰介氏(写真家、TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH代表)
    vol.5(12月18日):『ゆくとしくるとし』
    vol.6(1月18日):『東京で、都市/まちで(と)、”演劇”をつくることを話す』一般社団法人ベンチ
    vol.7(2月1日):『まちあるき』石川由佳子氏(一般社団法人 for Cities共同代表理事)、金城敦彦氏(一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会事務局長)

  • LETTER

     

    YAUでは、アーカイブの一環として、さまざまなお立場の方にYAUを きっかけとした思考を寄せていただく、「YAU LETTER」プロジェクト を進めていた。書き手の方には、2022年2月から5月に開催された 有楽町でのYAUプログラムをご覧/参加いただき、「都市(=東京)につ いて」テキスト執筆をお願いした。なお、ここで言う「都市」は有楽町 に限定せず、YAUプログラムをご覧/参加する際に思いを馳せた場 所でも可、としている。

  • ソノ アイダ#SHOWCASE

     

    ソノアイダの新企画としてテナント入れ替え期間の店舗ファサードを活用する「ソノアイダ#SHOWCASE」。店舗のガラス越しに作品を展示・販売した。展示壁のQRコードから、作品・作家の情報、購入の連絡先がわかる。初回は三菱地所国際ビルヂング地下1階飲食区画、新東京ビル1階エントランスホールに面した店舗区画の2箇所で実施。

    期間│2022年6月1日(水)-次の店舗の営業開始まで

    SHOWCASE#01
    会場│国際ビルヂングB1 B112-114区画 住所│東京都千代田区丸の内3-1-1-B1

    SHOWCASE#02

    会場│新東京ビル1F 115区画
    住所│東京都千代田区丸の内3-3-1

  • くじら

     

    『くじら』という作品は私たちを取り巻く空気を描いている。 登場人物達は、とある場所で「くじら」を解体しなければならない。やらねばならないことを 目の前にして、それぞれの価値観が浮かび上がってくる。早く終わらせようと淡々と作業する もの、汚いと作業を嫌がるもの、それを説得するもの。 それぞれは自己を守るために強い境界を形成し、互いの干渉ではそれを破ることはできない。 だがある出来事によって価値観が翻り、「くじら」とともに状況は一変していく。その瞬間、観 客はそれまで劇世界を満たしていた居心地の悪い空気の正体にじわじわと迫られていく。

    「くじら」や価値観に守られた人間達と相対していた、目に見えないけれど人間に影響し続け るものが輪郭を表して、その存在感は人間を上回る。それが客席に行き着いた時、観客に今 の現代社会を取り巻く不穏な空気の原因が他人事ではないことを突きつける。

  • 溶ける境界としての『渚』 /有楽町から考える

     

    畑中章宏(民俗学者/編集者)、三野新(写真家/舞台作家)、中森 葉月(三菱地所)

    民俗学者である畑中さんと、YAU TENで展示をおこなうアーティストの三野さんによるトークセッション。三野さんは 「危 険な場 所」としての「渚 的なもの」に興 味 が あり、YAU TENでもそうした関心から展示をおこなったそう。「有楽町 は割と俗っぽく、アートにしにくいのでは?」という畑中さん からの問けに対して、三野さんは「今回のリサーチでは、固 有名詞よりも、物理的な広がりがあるものから始めた。」と応答。畑中さんによる「三野さんが目指しているものとして、 民俗学的な芸能のような気がする。」という着想をきっかけ にして、芸能のおこりとしての河原や、人が集まる市といった 場についての議論に展開していった。

  • 皇居ランニングマン

     

    皇居の東側に広がる国民公園「皇居前広場」の広大な敷地には一面、玉砂利が敷き詰めら れ、どこか人々の行動を制限するような雰囲気がたちこめている。そこでは現況の姿に整備 された戦前から現在にいたるまで、さまざまな政治的・儀礼的な集いや行進がおこなわれて きた。2019年初演の『皇居ランニングマン』は、玉砂利の音を聴きながら、ヒップホップダンス のステップ「ランニングマン」を手がかりに、ダンサーの個人史を重ねつつ、東京の中心に位 置するこの奇妙な広場でひっそりこっそり踊る方法を探った作品。今回は皇居前広場の目と鼻の先、有楽町にて再演する。

    日時
    2022年5月21日(土)13:00/16:00開演

    2022年5月22日(日)13:00/16:00開演

    上演時間約30分

    会場
    Y-base 1
    東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル10階 YAU STUDIO内

    チケット
    一般(全席自由席)500円 18歳以下 無料(※要予約/未就学児入場可)

    クレジット
    振付・構成│チーム・チープロ(松本奈々子、西本健吾)

    出演│松本奈々子

    音楽・美術・映像協力│新中野製作所

    字幕翻訳監修│大滝望

    写真│細谷修三、久保枝里紗

    振付協力│西澤健人(el cazador, mi amigo)
    技術コーディネート│佐藤恵

    照明コーディネート│木藤歩

    音響コーディネート│中原楽(Luftzug)

    制作│関あゆみ
    主 催 │「 有 楽 町 ア ー ト ア ー バ ニ ズ ム プ ロ グ ラ ム 」 実行委員会(一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区 まちづくり協議会、NPO法人大丸有エリアマネジメント協会)

    助成│公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京

    企画制作│一般社団法人ベンチ

  • パブリックスペースの現在─都市と建築編

     

    西澤徹夫(建築家)、榊原充大(株式会社都市機能計画室)

    コーディネーター│森純平(建築家)

    京都市京セラ美術館や八戸美術館の設計に携わる建築 家西澤さんと、公園や大学や図書館など都市を舞台とし た公共施設づくりにおける関係者コミュニケーションを専 門 と し 、Y A U に も P R で 関 わ る 榊 原 と の ト ー ク セ ッ シ ョ ン 。 西澤さんは手がけられる施設のなかでの「パブリック」ス ペ ー ス に つ い て 、そ し て 榊 原 は 多 様 な 地 域 で 携 わ る 公 園 づくりのような、いわゆる「パブリックスペース」づくりのプ ロジェクトについて、それぞれの立場から具体的に話され た。場があることの意義を確認しつつ、美術館なら美術館 という現行の制度に落とし込みづらいような、具体的に用 途が決めきられていないような空間があることによる使わ れ方の思わぬ展開をいかにデザインできるか。パブリック スペースのこれまでとこれからを考えていくような対話となった。

  • なぜアーティストと企業がコラボレーションしたのか?

     

    柴田尚希(三菱重工先進デザインセンター長)、 稲垣匡人 (daisy*)、四方幸子(キュレーティング/批評)

    コーディネーター│深井厚志(編集者)

    三菱重工先進デザインセンターの柴田さん、そしてアーティストdaisy*から稲垣さん、そしてそのコラボレーションを企 画 し た キ ュ レ ー タ ー 四 方 さ ん と の ト ー ク セ ッ シ ョ ン 。社 会 イ ンフラに近いプロダクトが多い三菱重工のなかにあって、 課題をテクノロジーで解決し、人と機械の未来をつくると い う テ ー マ で 活 動 す る 三 菱 重 工 先 進 デ ザ イン セ ン タ ー が daisy*との共同でおこなった「ミライの「はてな」を遊んで みよう」という取り組みを軸に説明がなされた。「最初は自 分たちの活動をアートと定義していなかった」と語る稲垣さ んだが、「言葉での問いかけよりはアートを使って表現した 方が伝わるのでは」と考えた柴田さんの課題を解決するに はうってつけの職能だった。「アーティストと企業との関係 性が重要」と語る四方さんの考えがうまく実現したプロジェ クトだと感じた。

  • 公共空間に展開するアートの可能性

     

    石毛健太(美術家)、三野新(写真家/舞台作家)、山本華(写真家)、築山礁太(写真家)、HQ(美術家)、長谷川隆三(フロント ヤード)

    コーディネーター│小山泰介(写真家)

    YAU TENに出展したなかでも、公共空間で展示をしたメ ンバーによるトークセッション。各所との交渉するために動 いたのが、フロントヤード長谷川さん。実装するために動 いたのが、インストーラーのHQさんという役割分担のなか で、公開空地にあるケヤキにアプローチした石毛さん、新 国際ビルのとなりの仮囲いにアプローチした三野さん、有 楽町ビル内にある某航空会社の広告場所を使った山本さ ん、「もともと外にでるつもりではなかった」という築山さん と、制作者それぞれの立場から具体的にそのプロセスや 公共空間への展示の可能性が話された。「公共空間に出 たいという思いはあるけど、外から呼びかけてくれている ことはあまりない」という発言が途中あったが、作家個人 のネットワークでつながれなかった有識者とつながれたこ とも意義深かったという指摘に可能性を感じた

  • Playing Tokyo special talk City & Arts & City| YAU #2

     

    齋藤精一(パノラマティクス主宰)、小山泰介(写真家)、藤元明 (アーティスト)、山元夕梨恵(三菱地所)

    ※配信 https://playing.super-flying.tokyo/

    パノラマティクス齋藤精一さんがパーソナリティをつとめる「Playing Tokyo」第66回目はYAU STUDIOからの放 送。YAUのような「企業」と「アート」と「まち」のかけあわ せは昔からおこなわれてきて、しかし「痛い目にもあってき た」という齋藤さんの導入からスタート。「長期的に見た時 にアーティストとの連携には意味がある」と齋藤さんが続 けて語る、その可能性について議論される、企業・アーティ スト交えてのトークセッションとなった。 社会的経済的条件から空いているスペースを活用す るプロジェクト「ソノ アイダ」藤元明さんからのプレゼン テーションでは、「面白い状態をキープする保証はでき る し 、そ の 状 態 に 企 業 が ベ ッ ト し て い る と い う こ と に 意 義 がある」と語った。その後、TOKYO PHOTOGRAPHIC R E S E A R C H 小 山 泰 介 さ ん に よ る プ レ ゼ ン が 続 き 、「 東 京 のまちで展示すると負けてしまうことが多いが、YAUは勝と うと思わずいなしている感じがある。どこから作品なのか がいまいちわからない」とYAUの特徴を語る。 いわば、「先鋭的」であるアーティストの姿勢を重視する 藤元さんと、「対話的」に状況を乗りこえようとする小山さ んという図式が見えてくる。トークセッションでの発言を聞いていると、齋藤さんは前者、山元さんは後者という考え方の特徴が見えて来るようだったが、その両者を場面ごとで使い分けるような取り組みが求められるだろう。 「YAUはちゃんとピンでアーティストをフックアップしてる からいい」という藤元さんの指摘もあったが、山元さんが 途中指摘する「場所があるからこそ」という状況ゆえに人 が 集 まってくる 集 合 体 として の ムーブメントに は み な が 可 能性を感じていたようだ。ビッグコンセプトとしての「アート アーバニズム」の展開について多様なヒントに溢れたセッ ションだった。

  • リアルとデジタルの 新たなアート・プラットフォームとは

     

    松本香澄(住友商事/The Chain Museum担当)

    コーディネーター│中森葉月(三菱地所)

    「芸術を、経済や技術や人々が支える新たなプラットフォー ム」をうたう「The Chain Museum」を手がける住友商 事の松本さんと、YAUを担当する三菱地所の中森との対 談のようなトークセッション。企業がアートに関わろうとす るとCSR的になりがちで、そうすると「支援する」という構 図になってしまう。むしろ「一緒につくっていく」というより 対等な関係性ができないか、と松本さんからThe Chain Museumの背景にある思いが語られた。中森から「企業 のアートとのつながりのコンサルティングをおこなってほし い」という提案があった通り、企業だからこそ可能な共同 の仕方は今後も継続して課題として残るだろう。こうした際 にリアルとデジタルを架橋しうるThe Chain Museumや 松 本 さ ん の 活 動 は 鍵 に な っ て い き そ う だ 。

  • 日比谷OKUROJI ~高架下からはじまるアートの輪~

    TALK

    菅野昭彦(JR東日本都市開発)、深井厚志(編集者)

    コーディネーター│西本龍生(一般社団法人大手町・丸の内・有 楽町地区まちづくり協議会事務局長代理)

    YAUと同じく有楽町を舞台に、高架下開発をおこなう 「OKUROJI」の取り組みなどについて議論が展開した トークセッション。JR東日本都市開発でプロジェクトを担当 された菅野さんからは、OKUROJIの始まりから現在まで のプロセスが説明された。対してYAUプロデューサーであ る深井からは、仲通り沿いの商業施設のウィンドウを活用 した「有楽町ウィンドウギャラリー」プロジェクトが説明され た。「唐突にまちにアートを持ってきてもあまり響かない」と いう発言があった通り、こうした取り組みが継続できるかどうかがまちへの影響にむすびついていくだろう。

  • 都市の中の自然 ~土とビオトープ・ 有楽町の屋上から~

     

    石毛健太(美術家)、小山泰介(写真家)、

    赤尾正俊(小岩井農 牧/樹木医)、吉田幸菜(小岩井農牧)

    コーディネーター│長谷川隆三(フロントヤード)

    YAU STUDIOで制作をおこない、YAU TENでも有楽町 の街路樹を利用し制作・発表したアーティスト石毛健太と、 その制作を支援した、有楽町の植栽を管理する小岩井農 牧 の 赤 尾 さ ん 吉 田 さ ん と の ト ー ク セ ッ シ ョ ン 。赤 尾 さ ん か らの「自分たちがこうした企画を思いつきたかった」「悔し かった」という言葉は、植栽に関わるプロフェッショナルの 率 直 な 言 葉 だ っ た だ ろ う 。ア ー テ ィ ス ト の 立 場 だ か ら こ そ 気付けること、一方で植栽のプロフェッショナルだから気 付けること、そのどちらもが重要であり、植物そのものに対 する可能性を感じる機会だった。「ぜひより親密な関係性 を築くことからはじめていきましょう」という締めくくりは、 今後の展開を感じさせるものとなった。

  • YAU STUDIOの日常から生まれたもの~異分野の交流~

    TALK

    松井周(劇作家/演出家/俳優)、綿貫美紀(「松井周の標本室」運営)、GC Magazine(アーティストコレクティブ)

    コーディネーター│森純平(建築家)

    YAU STUDIOを日常的に利用していた2組のチームに、具 体的な制作について聞くトークセッション。写真をベースに するGC Magazinと演劇をベースにする松井・綿貫チー ムという立場の違いがあったが、互いの制作に関する解 像度が上がったという声は印象的だった。「演劇の練習は 密室でおこなわれるため歪な力関係が生まれやすいが、 YAU STUDIOは風通しがよかったからそれがない」という 松井さんの指摘はこうした場の重要さを伝えてくれるもの であり、綿貫さんが独自に取った利用者アンケートではポ ジティブな声が多かったことが示されていた。

  • 東京感動線 ─YAU STUDIOの ~山手線×アートの取り組み~

     

    古田恵美(JR東日本)、MELTed MEADOW(クリエイティブ・ ディレクター)、齊藤千明

    コーディネーター│深井厚志(編集者)

    山手線を起点に、沿線の多様な個性を引き出し、個性的で心豊かな都市生活空間を創造していくJR東日本 「東京感動線」の取組みの一環で生まれたアート活動 「YAMANOTE LINE MUSEUM」について、クライアントと共同するアーティストとの対話がなされた。 「駅の雰囲気を変えたい」という思いから「山手線を美術館 に す る 」と い う コ ン セ プ ト で 始 ま っ た こ の 取 り 組 み で は 、 キュレーターであるMELTed MEADOWらとともに、駅ご とに異なる性質のアートを展示しているだけでなく、JR東 日本のオンラインモールで購入することもできるようになっ ていて、アートを日常の暮らしに取り入れられるような仕 組みになっている。 駅の未活用の場所や山手線車内といったJR東日本の持 つ資産をアートで開放することにより、駅を利用する様々 なお客さまには「日常の彩り」を、アーティストには公共性 の 高 い 空 間 で 展 示 す る こ と に よ る「 新 た な 刺 激 」を 、J R 東日本にとっては新しい試みによる「企業価値の拡張」と いった効果をもたらしている取り組みとなっている。

  • リガーレベースフラッグプロジェクト ~エリアマネジメントとアーティスト のコラボレーション~

    TALK

    石塚俊(デザイナー)、村田啓(写真家)、A NEW SCALE/深井佐和子+内田友紀(都市研究コレクティブ)、大谷典之(NPO 法人大丸有エリアマネジメント協会事務局長)、長谷川春奈(NPO法 人大丸有エリアマネジメント協会) コーディネーター│小山泰介(写真家)

    5月20日より仲通りを中心とした大丸有エリア266統一所で 掲 出 さ れ た 、N P O 法 人 大 丸 有 エ リ ア マ ネ ジ メ ン ト 協 会 (リガーレ)の新しいベースフラッグについて、リガーレとTPR がコラボレーションしたその制作プロセスが、発注者と制作 者それぞれの立場から議論された。村田啓による写真、都 市研究コレクティブ・A NEW SCALE/深井佐和子+内田 友紀による言葉、そして石塚俊によるデザインによって生み 出されたフラッグだが、クライアントである組織、制作者であるアーティストという枠に収まらない対話が常になされ、 それに応じて制作物がよりよくなっていくというプロセスが 印象的な振り返りだった。

  • 「YAU WALK」vol.2

    WALK

    日時│5月14日(土)13:00-15:00
    場所│YAU STUDIO、有楽町周辺
    先導人│藤村龍至、山元夕梨恵

    大丸有に集う人々がアーティストとの対話やアートを通して 個々の関心を深める関連プログラム「YAU CLASS」の一環 として、5月20日から27日までYAUの活動を新たに紹介す る機会として開催する「YAU TEN」の開催を前に、スクール の続編として建築やまちづくりを視点とした「YAU WALK」 をおこなった。

    ゲストに建築家/藤村龍至さんと三菱地所有楽町室の山元 夕梨恵氏を迎えたミニトークの後、実際に有楽町周辺のま ち に 飛 び 出 し 、さ ま ざ ま な 風 景 や 場 面 に 足 を 止 め て 眺 め 、 建築やまちづくりの歴史を辿りながらともに考える時間を 共有した。

  • 今ここから、 あなたのことが見える/ 見えない

     

     

    -大手町・丸の内・有楽町で働く人たちから立ち上がる“今ここから”-
    就業人口約28万人、日本のGDP25%を占めるとも言う大手町・丸の内・有楽町エリア。この東京の中心で働く人たちは、いま何を考え、どのように生きているのでしょうか? このエリアが「自分にとって最も遠い存在のひとつ」という本作演出の倉田翠は、創作ワークショップに取り組むにあたり、このエリアで働く30名以上のワーカーにインタビューを実施、この街と作品へのイメージを膨らませました。そして、公募から選ばれた10名、インタビューで出会った2名の計12名との約2ヶ月のワークショップを経て、有楽町のオフィスビルを”舞台”にしたパフォーマンスに挑みます。 出演者と倉田とのコミュニケーションによって育まれる関係性から一人ひとりの「生」を照らしだし、複雑で多様な人々の在りようを徹底的に肯定して描く本作は、観客と街にも新たな視点を共有することでしょう。



    私たちの今日が、遠い海を越えて、あなたの明日になりますように。 

    有り余るエネルギーが行き場を見失い、こんなにも足りているのに手に入らず、大切にしまっておいた言葉はすっかり意味が抜け落ち、テニスの王子様を聖書がわりに胸に抱いて、手放したものを思い出し涙ぐみ、積み上がる前のプライドに抵抗し、どうせ届かないものを上手く伝えようとすることを諦め、言い出してしまったことを引っ込められず、逃亡する先はフィクションで、どんなに大切なものを失ったって大丈夫だと言えるほど自立して、声にすると震えて消えてしまうものを握りしめ、もう存在しないものの偉大さに恐縮し、そうして、私たちは明日も当たり前のように仕事に向かう。

    ここに生きていることを、ここまで生きてきたことを、ただひたすらに肯定したい。 このささやかな悲しみと希望が、オフィスの間を潜り抜け、誰かの明日になりますように。
    せめて、そう思いたい。

    倉田 翠

    【日時】
    2022年5月22日(日)14:00開演/17:00開演
    *受付開始・開場は開演の20分前を予定

    【チケット】2022年5月9日(月)13:00発売開始予定
    ■料金(全席自由席):
    一般 1,000円(税込)
    18歳以下 無料(※要予約/未就学児入場可)
    *未就学児童でお席を必要とする場合はご予約ください。
    *18歳以下ご予約の際は、公演当日に年齢が分かるもの(保険証・学生証等)をお持ちください。

    ■チケット取扱:Peatix  https://yauten-kurata.peatix.com/
    *当日券は残席がある場合のみ販売いたします。

    【会場】
    新国際ビル2F(千代田区丸の内3-4-1
    *JR有楽町駅、地下鉄有楽町駅、日比谷駅から徒歩2分
    *丸の内仲通り側のビル入口からお入りください。

    【出演】
    幾山靖代、石田悠哉、小川敦子​​、菊池結華​​、後藤正子、佐々木大輔​​、佐藤駿、津保綾乃​​、中田かおり、宮原朱琳​​、矢次純一郎、和賀一美 / 倉田翠​​

    【スタッフ】
    演出・構成:倉田翠

    舞台監督:佐藤恵
    照明:木藤歩
    音響:中原楽(LUFTZUG)、稲荷森健
    演出助手:平澤直幸
    制作:柴田聡子
    プロデューサー:武田知也 (bench)、藤井さゆり(bench)

    宣伝写真:山本華
    宣伝美術:加藤賢策(LABORATORIES)

    【主催】
    「有楽町アートアーバニズムプログラム」実行委員会(⼀般社団法⼈⼤⼿町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会、NPO法⼈⼤丸有エリアマネジメント協会)、一般社団法人ベンチ

    【助成】
    公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京

    【企画制作】
    一般社団法人ベンチ

  • 「YAU WALK」

     

    日時│3月12日(土)13:00 – 15:00
    会場│YAU COUNTER
    先導人│深井厚志(YAUプロデューサー)、小山泰介(写真家、 TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH代表)

    第1回目の「YAU WALK」では、プログラムのプロデューサーを務める深井厚志と、写真家の小山泰介(TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH代表、YAU参加アーティスト)を先導人として迎え、有楽町アートアーバニズムプログラムについて紹介するトークの後、実際に有楽町の街なかに飛び出し、この期間中に行われているYAU STUDIOでのOPEN STUDIOとSOUDANの会場となるYAU COUNTER、また「有楽町ウィンドウギャラリー2022」(3月4日~21日まで開催中) を案内した。
    YAU WALKの最終地点はアートフェア東京の会場となる国 際フォーラム有楽町ウィンドウギャラリーとは、国内有数のブ ランド街である丸の内仲通りのストリート沿いのウィンドウ を、アートが期間限定で彩るという企画。各店舗のイメージに合わせてセレクトされた人気アーティスト12人の作品が、 参加店舗に展開。ギャラリーを離れ、ショッピングのなかで 目にし購入もできるアートは、街を歩く新しい体験を与えて くれる。

  • 「都市とアート(なかよくけんかしな)」

     

    日時│5月25日(水)18:00-20:00

    場所│YAU STUDIO

    登壇者│成相肇

    2012年から東京ステーションギャラリー学芸員/基礎芸術 研究員をつとめ、現在では東京国立近代美術館主任研究 員をつとめられている成相さんをお招きして、「都市とアート」についてお話を伺った。都市における「パブリックアート」の「パブリックとは?」を問 う問いからスタート。銅像のような、いわばイデオロギーに な る ア ー ト も あ り 、 パ ブ リ ッ ク と コ ン フ リ ク ト を 起 こ す ア ー ト も あるという内容を古今東西の事例とともに紹介されました。

    一方、アートとして認識されていないものの、都市における アートの一例として、ショーウィンドウがある、と成相さんは 指摘する。こうしたコンフリクト、つまり「けんか」をよりよく 調停するために「1放置する」「2都市の内部に、非都市を 作成する」「逆に都市の内部にある、都市的ではない場所 をつくる」というモードが紹介された。

    いわば「都市のリズムに合わせ」たり、都市とアートのリズム の違いを許容したりということの大事さが投げかけられた。

  • エリアエネルギービジョン~まちのビジョニングとアートの交 わり~ with有楽町夜大学

     

    村 上 孝 憲 ( エ コ ッ ツ ェ リ ア 協 会 )、梅 沢 英 樹 ( ア ー テ ィ ス ト )、佐 藤 浩一(アーティスト)、

    長谷川隆三(フロントヤード)

    大丸有(大手町・丸の内・有楽町)エリアのまちづくりを推進し、 環境ビジョンの実現と、世界への情報発信を目指す一般 社団法人エコッツェリア協会の村上さんと、環境の歴史に 関心を持ち、それをテーマとしてYAU TENでも制作をおこ なったアーティストの佐藤さん、梅沢さんによるトークセッ シ ョ ン 。「 大 丸 有 エ リ ア に は 「 ビ ジ ョ ン 」 が 多 く あ る 。 」 と 指 摘する村上さんに、フロントヤード長谷川さんが「ビジョン を共有するためにアーティストの力を借りたい上での期待 は?」との問いかけ。村上さんの「ビジョン」=見えないも の。私たちの思いを共有化したいという気持ちがスタート」 という答えに呼応するように、「私たちの制作の元々の関 心は映像にはうつらない、見えないものの兆候です。」と佐 藤さん。梅沢さんも「アートは「答え」を出すところではな く、「問題」に対してノンリニアに発展していくと考えていま す。」と自身の考えを語った。

  • 写真/パフォーマンス/異種格闘技 ときどき相談?

    TALK

    倉田翠(演出家/ダンサー/振付家)、三野新(写真家/舞台作家)、 長谷川新(インディペンデントキュレーター)

    コーディネーター│森純平(建築家)

    同日17時からの振り返りトークとは一転、倉田さんの演目 を「作品」としてとらえ、舞台作家でもある三野さんと、イ ンディペンデントキュレーターである長谷川さんとのトーク セ ッ シ ョ ン が お こ な わ れ た 。長 谷 川 さ ん か ら の「 倉 田 さ ん の演劇はすごくよかった」という感想からはじまりましたが、 も と も と は ワ ー ク シ ョ ッ プ を 想 定 し て い た が 、ど こ か の 段 階 からか「つくろうと思ってしまった」という倉田さんの率直 な 制 作 の 裏 側 が 語 ら れ た 。 倉 田 さ ん 曰 く 「 演 劇 的 」 に な っ ている三野さんの作品は、もっとも狭い場所を選んだこと が新たな側面を生み出しているよう。対して、長谷川さんか らは「安心していられる空間をつくる」というSOUDANの テーマが語られ、場所のあり方の違いが見えてくるような トークとなった。

  • 働くひとたちとのパフォーマンス?ダンス?演劇? 上演を終えて

     

    倉田翠(演出家/振付家/ダンサー)、佐々木大輔(三菱地所)、武 田知也(bench/舞台芸術プロデューサー)

    コーディネーター│中森葉月(三菱地所)

    前日の5月22日に開催された「働くひとたちとのパフォー マンス?ダンス?演劇?上演」は全ての演出者が大丸有エ リアで働く方。そんな演目の演出家である倉田さん、そこ に登壇した三菱地所の佐々木さん、そしてプロデュースを 担 当 し た 武 田 さ ん に よ る ト ー ク セ ッ シ ョ ン 。演 目 に 登 場 さ れたその他の方々もフロアにいる振り返りトークとなった。

    「 ア ー ト を や っ て い る と い う 意 識 は な い 」「 ア ー ト が 何 か で き る と は 思 っ ち ゃ い け な い 」と 語 る 倉 田 さ ん が 意 識 し て い たのは、「登壇してくれた人たちのためになったのかも」と 思 っ て は い け な い 、 と い う こ と だ っ た そ う 。「 有 楽 町 は も と もと働く人のためのまちだけど、このYAUでいろいろと変 わってくるのでは」という佐々木さんの意見をはじめ、さま ざまな立場からの感想が語られる会だった。

  • 音楽を使った都市空間デザインの可能性

    TALK

    川口真沙美(GOOD DESIGN Marunouchi/JDP)、三上僚太 (Vegetable Record)、林翔太郎(Vegetable Record)

    コーディネーター│中森葉月(三菱地所)

    2015年に丸の内にオープンしたGOOD DESIGNMarunouchiから川田さんとアーティストVegetable Recordとのトークセッション。地域と交流し街を楽しむ部 活的な取り組み「有楽町夜大学」などを主催するGOOD DESIGN Marunouchiでは、2021年にはじめて企画展 の公募を実施。仲通りを使いたいという提案をしたのが Vegetable Recordだった。いわば「音楽を使ったエリア デザイン」というこれまでにないトライアルの可能性と、音 楽は聞くか聞かないかを選べないために慎重にならなけ ればならいという課題とが語られた。「QRコードで音楽が 流せるようにしたらどうか」というような新たなアイデアも 話される会となった。

  • プロジェクトお悩み処 猫のやりかた

     

    アートの現場のさまざまな「困った!」をみんなで悩む今回の企画で受け付けていたのは、アートにまつわるさまざまな相談事です。チームづくり、運営方法、事業評価、企画の伝え方……ひとくちに「アート」と言っても、さまざまな場面で悩みが発生します。
    〈猫のやりかた〉は企画・広報・会計というそれぞれの専門性でアートプロジェクト運営に関わってきたメンバー。もともとは自分たちの課題をお互いに相談しあい、一緒に悩んで共有するサークルとしてひっそり活動してきました。
    今回のイベントでも同様に、持ち込まれた相談について三者三様の視点からとにかく一緒に悩むような時間をお届けしました。
    サークル〈猫のやりかた〉メンバー。(写真左から)演劇やアートの現場における経理・会計を担うcountroom・五藤真さん。アートプロジェクトの情報発信・広報企画を手掛けてきたきてん企画室・中田一会。インディペンデントキュレーターとしてさまざまな地域や団体とアートをつなぐ企画が得意な青木彬さん。すっきり解決はしないけれど一緒に悩むことはできる2日間のイベントにおとずれた相談者は、文化団体職員の方、アーティスト、ライター、企業の文化担当の方、新たに文化団体向けの企業を立ち上げた方などさまざま。
    それぞれの相談も、知識のインプット、組織内のコミュニケーション、チームワーク、事業の発信方法に関することなど実に多様でした。
    その場ですっきり解決をすることはなかなか難しいですが、一緒に悩むことでヒントを探ったり、悩みを抱える重さをほぐしたりするようなことを少しはできたかな……と思います。
    また、相談と並行して〈猫のやりかた〉メンバーによる悩みを解きほぐすアイデアの収集活動もしました。誰かの悩みで生まれたヒントは、別の誰かの悩みの処方箋になるかもしれません。

  • SOUDAN J田村かのこ、 Z長谷川新、S森純平 「日常編」

     

    毎週月曜日 13:00-18:00 J田村かのこ 4/18、25、5/9、16

    毎週水曜日 13:00-18:00 Z長谷川新、森純平 4/13、20、27、5/4、11、18

    相談所もゲストのいる日は、いろんな立場・職業・世代の 人が相談にやってきます。同時に、複数の会話が、同じ場 所でなされている。
    こういう風景の中にいること自体がずいぶん久しぶりだったように感じます。
    アイデアをポンと投げてみる場所、専門知を共有する場所、人の話をなんとなく聞ける場所、相談に乗っていたがいつの間にか相談をしていた場所として、相談所は極めて地味に、雑多に、あっけらかんと胎動しています。相談って、するのもされるのも、 意外と難しい。(SNZ)

  • 「LECTURE & THINKING」 with 三菱一号館美術館

    3月11日(金)18:00-20:00

     場所│三菱一号館美術館歴史資料室(東京都千代田区丸の内 2-6-2)
    登壇者│内田早紀、野口玲一

    初回となるYAU CLASS「レクチャー&シンキング」は、三菱 一号館美術館上席学芸員の野口玲一氏をゲストに迎え、大 手町・丸の内・有楽町(大丸有)地区での、三菱地所による美 術館活動を通した芸術文化の土壌やコミュニティ、まちづく りの様子を、「アートアワードトーキョー丸の内2021」にて三 菱地所賞を受賞した内田早紀さん(3月13日まで個展『かくれん ぼする小さな夢』を同館で開催)を交えながら掘り下げた。 当日は、歴史資料室をYAU CLASS専用としてオープンし て作品解説や質疑応答をおこなったほか、YAU STUDIOや YAU COUNTERにも移動してOPEN STUDIOも見学した

  • 松井周総合監修 「遊び場的ワークショップ集」 (ワーク・イン・プログレス)

    WORKSHOP3/11-14

    劇作家・演出家・俳優の松井周が立ち上げ た ス タ デ ィ ・ グ ル ー プ の メ ン バ ー が 、制 作 途 中のワークショップを公開し、参加者の意見 を参考にしながらプログラムを練り上げてい く。誰でも気軽に参加できる、日常が新たな 視 点 で 見 え て く る 、ち ょ っ と 変 わ っ た ワ ー ク ショップ集。

     

    私道かぴ(作家・演出家/安住の地)ワークショップ

    「身体感覚の【言語での】共有は可能か?」
    「 痛 い 」 は 、ぐ さ り ? ひ り ひ り ? ズ キ ン ズ キ ン ? 他 人 と の 違 いを楽しむ感覚言い換えゲームを開催!
    参加者│6名

    私道かぴ│作家・演出家/安住の地。京都を拠点に活動する集団
    「安住の地」所属。最近は身体感覚をテーマにした作品を発表。

     

    佐藤鈴奈(俳優/ペペぺの会)ワークショップ

    『生きることはバラで飾られねばならない?』
    生 き る う え で 、 余 分 な も の が あ っ て も い い 。 け れ ど 、 あ り す ぎても生きづらい。ものを使うことに向き合ってみる、そん なワークショップ
    参加者│7名
    佐藤鈴奈│千葉県出身。ぺペペの会の俳優。

     

    綿貫美紀(標本室運営)ワークショップ

    「結んで、開いて~今、私たち何をしていますか?」
    閉 じ た り 開 い た り 、 感 覚 を 研 ぎ 澄 ま す こ と か ら 始 め る 、 濃 密なコミュニケーション。さらにそこからシーンづくり へ。体験と想像から、私たちの日常を捉え直す。

    参加者│11名

     

    辻村優子(俳優)ワークショップ
    『ポーズを着る』
    他人に服を借りるように、他人がとった『ポーズを着て』み た ら ? ポ ー ズ と 絵 を 通 し て 他 者 と の 出 会 い を 試 み る 。

    参加者│7名

    辻村優子│俳優。浜松出身。標本室には一期に引き続き2年目 の参加です。標本空間vol.1ではもみほぐしと演技の共通点につ いて仮説を立てて検証してみる『パフォーマンスもまれ処』を発表 しました。現在、同テーマを上演形態にするべく探求継続中。

     

    鈴鹿通儀(俳優)ワークショップ

    「元プロ野球施設応援団員と考える応援」

    幼い頃から身近でありながら、同時に簡単には分解でき ない“応援”という人間行動の根っこを一緒に探る。

    参加者 │6名

    鈴鹿通儀│俳優。

    大阪府出身。中学高校時代に某球団の私設 応援団員として全国の球場を飛び回るなどしていたら、大学受験 に失敗。2年間に渡るプー太郎生活を過ごしたのち日本大学芸 術学部演劇学科に進学。

     

    綿貫美紀(標本室運営)ワークショップ

    「標本会議」

    標本会議では、様々なテーマに対して、カードに書かれた 役割になって会議します。遊ぶように演劇をしながら他人 と自分、世界と自分を考えるきっかけをつくる。

    参加者│5名

     

    松井周(劇作家/演出家/サンプル主宰)ワークショップ

    「幻の演劇をつくろう!」

    こんな未来ってありですか?高齢者の安楽死が推奨される 未来を描く演劇をつくりながら、自らの死生観を振り返る。

    参加者│13名

  • Meta Fair #01

    Artists' Website

    NFTアートフェア「Meta Fair #01」が3月に有楽町で開催。
    「Meta Fair #01」は、現代アートの第一線で活躍する20組の現役アーティストたちがNFTの専門たちと手を組み、ファインアートとしてNFTと向き合う、“日本初”のNFTアートフェアである。
    「NFTアート」の市場がファインアートのシーンと乖離してしまっている現在、

    NFTという技術媒体が現代アートにとってどのような意義をもつのかが問われている。
    世の中の”メタ”な世界への期待の中に芸術の価値は所在するのか。
    フィジカルとバーチャルの共存する近い未来、現代アートはどう立ち振る舞うべきか。
    本アートフェアは、そのような問いに作家として向き合う試みであり、
    社会へその問いを投げかける狙いでもある。

    ーキュレーター 丹原健翔

    会場│ソノアイダ#新有楽町(新有楽町ビル1階 北側)
    会期│2022年3月11日(金)~3月13日(日)
    時間│13:00-20:00 ※3月10日15:00~20:00はプレス/VIP向け
    ウェブサイト│https://re-view.io/metafair-01
    入場料│1,000円

  • 西原珉 SOUDAN

     

    西原珉
    ─ インディペンデントキュレーターであると同時に、メンタルセ ラピストとしても活動する西原さん。どのようにしてそんな キャリアに至ったのか。帰国して今秋田公立美術大学に勤 務しながら、どのようなことをされているのか。じっくり伺い ながら、相談し合う場所を作れたらと思っています。

    13:00-19:00 公開相談所 RADIO 公開収録
    3/10(木)15:00-くらい みんさんのこれまで(アメリカまで編)
    3/11(金)15:00-くらい みんさんのこれから(アメリカから編) (SNZ)

  • 宮路雅行 +長谷川新 /SOUDAN @ 国際ビルB1F

    オープンデスク2022/3/1-3Artists' Website

    SNZ相談所 ゲスト回。インストーラーの宮路雅行さんにお越しいただきます。

    ーーー

    【トーク】インストーラーとはどんなことをする人なのか 3/1 (火) 17:30-  

    宮路雅行×長谷川新×山川陸

    宮路さんの自己/経歴紹介

    ・宮路さんの仕事道具紹介

    ・インストーラーの倫理(心掛けていること、やってはいけないこと、やっていきたいこと)

     

    【相談する】インストーラーに相談する 3/1(火)-3(木)

    ・若手アーティストやキュレーターがインストーラーに搬入出、梱包、作品プランについて相談します。(相談募集!)

     

     3/1(火)14:00-19:00 空, 14:00-17:30 空, 17:30-18:30【トーク】

     3/2(水)14:00-19:00空,14:00- 予約あり,15:00-19:00 空

     3/3(木) 14:00-19:00空,14:00-15:00 空,15:00-17:30 予約あり, 17:30-18:30【相談される】

     

    【相談される】インストーラーが相談する 3/3(木)17:30-

    ・宮路さんの考えている現状の課題や将来の展望を伺いつつ、逆にみんなが相談に乗ります。

     

    ——

    相談員:F 宮路雅行 /  Z 長谷川新 / U 中島りか / N 山川陸/ S  森純平

    日 時:3/1(火)、3/2(水)、3/3(木)14:00〜19:00 

    場 所:有楽町YAU(国際ビルB1F)/

    SNZ相談所

     

  • WORK CULTURE LAB4 SOUDAN編

     

    日時│2月24日(木)18:00-20:00
    場所│YAUSTUDIO
    登壇者│SNZ

    「YAUCLASS」が「丸の内ワークカルチャーラボ」と連携したトークイベント全4回の最終回は、アーティストの悩み相談の場となる「SOUDAN」をおこなう団体「SNZ(シノバズ)」から、山川陸さんと森純平さんが登壇。後半は、アートと街のつながりをテーマに、参加者も交えて様々なトークが展開しました。SNZは、2021年より活動を開始した、若手アーティストが直面するさまざまな困りごとについて考える相談員のネットワーク。SNZの一人であり、YAUディレクターも務める森純平さんは、建築家としての活動のほか、地方都市におけるアーティストインレジデンスも運営。その一例として、千葉県松戸市で展開するPARADISEAIRを紹介した。「PARADISEAIRにきたアーティストには、街の案内はざっくりとしかしないんです。そうすると、アーティストが自分の嗅覚を頼りに街の中を探し回り、新しい人と出会う。あえて全部教えないことで、新しいコラボレーターとの出逢いに繋がっている気がしますね。」と森さんは話す。また、森さんと同じくSNZの一員である山川陸さんは、建築家としてだけではなく、パフォーミングアーツ、演劇の空間デザインを手がけるなど、多様な活動を展開している。以前山川さんが空間構成を手掛けたフェスティバルでは、あえて広い空間を仕切るだけにとどめ、細かな空間の使い方を、キュレーターたちがプログラムを持ち寄ったり、皆で図面に見立てたスプレッドシートを使いディスカッションをしたりすることによって、有機的につくっていったそう。誰か一人が空間のあり方を決めてしまうのではなく、関わる人々が
    「空間を成立させること」を前提に議論し続けることで、最終的に何かが起こってもコミュニケーションが成立するようなコミュニティや空間ができたと山川さんは言う。二人のお話を元に、後半はアートと街のつながりが大きなテーマとなって話が展開していった。「SOUDANでは、様々なアーティストから相談を受けることで、アーティストたちの欲求を蓄積している。そうした欲求やアイデアを、周りの企業や人々の欲求と繋げることができたらいいなと思っています。」と山川さん。「以前視察に来た方にPARADISEAIRを知ったきっかけを聞いてみたら、滞在したアーティス
    トが描いた壁画だったんです。就職してアートに関するプロジェクトに取り組むことになったとき、壁画のことを思い出して声をかけてくれたそうなんです。」と森さん。それを受けて、第1回のトークイベントに登壇された三菱地所の井上成さんは、「そういう意識や欲求、ときには自分のモヤモヤが、街や元々存在する何かと結びつくことで、イノベーティブなプロジェクトや作品が生まれていくのではないかと思います。」と話した。

  • WORK CULTURE LAB3 TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH編

     

    日時│2月21日(月)18:00-20:00
    場所│YAUSTUDIO
    ゲスト│TOKYOPHOTOGRAPHICRESEARCH

    「YAUCLASS」が「丸の内ワークカルチャーラボ」と連携したトークイベント全4回中3回目は、TOKYOPHOTOGRAPHICRESEARCH(以下TPR)より小山泰介さん、山本華さんと三野新さんに話を伺った。TPRは、「2020年代東京を舞台に、最先端の写真・映像表現を通じて未だ見ぬ都市と社会と人びとの姿を探求し、見出されたヴィジョンを未来へ受け継ぐこと」を目的としたアートプロジェクト。YAUでは「INSIGHT/ONSITE:StudioTPR」プロジェクトとして、TPRのメンバーだけでなく、若手作家や学生など、20名近くのアーティストが集まって活動している。小山さんは、元々アーティストとの距離か遠いビジネス街である有楽町を舞台に、各アーティストがリサーチや作品制作を通じて様々な気づきを得ていると言う。「YAUは、まさに今その作品が生まれようとしている場所。その場所に、作家と観客が同じレベルでいられるということは今まであまりない経験ですし、作家にとっても面白い経験だと思っていますね。」と。今回TPRに参加している写真家の山本華さんは、テーマとして、「アメリカ」や「法、からだ、言葉」などのキーワードを元に作品を制作している。「例えば、アメリカといってもアメリカ合衆国そのものなのかというとそれはちょっと違っていて、日本の中のアメリカやアジアの中のアメリカなど、日本をアメリカというフィルターを通してみるということ。これは、自分の中の制作に強く影響していることだなと思います。」山本さんは、YAUでは有楽町とアメリカの関係性に着目。戦後GHQの総司令部が置かれ、その結果様々な部分でアメリカの影響を受けた有楽町の歴史や痕跡に着目しながら、自身のテーマである法との境界線に焦点を当てた作品などの制作を進められている。山本さんと同じく、今回TPRとして参加する三野新さんは写真家であり舞台作家。写真や演劇作品を制作するだけでなく、近年では建築設計に関わるなど、多様なフィールドで活動されている。今回、YAUでは「どういった人や作品、テーマが都市の中に入り込んで、作品として提示ができるのか」ということを考えられているとのこと。その参考になるものとして、シェイクスピアの『リチャード3世』という舞台作品をベースに三野さんが作った脚本を参加者に読んでもらうプロジェクト『King-Richard_3_1.tomb_プロジェクト』という作品を紹介する。「都市を記録の対象として認識した時に、どんな形で痕跡として記録し続けることができるのか、ということを考え続けていますね。例えば、都市と都市に関わる当事者の間に入り込み、生み出される物語を戯曲にして、記録として残していく。」と語る。

  • Y-base

     

    劇団・ダンスカンパニー等が創作できる稽古場と アートマネージャーが集い、活動できる機能を備えた 期間限定のスペース実験プロジェクト「Y-base」

    集まり、交わり、人と話すことのリスクとそれに関わる身体、思考感覚 が以前には戻らない今、それでもなお私たちは見知らぬ人、モノ、コトと、どのように再び出会うことができるだろうか。 「Y-base」では、元オフィス空間の中に2つの稽古場を整備、若手を

    中心としたアーティスト・劇団を招聘し、公演やワークショップのため の 彼 ら の 創 作 活 動 を 支 援 し た 。稽 古 や ワ ー ク シ ョ ッ プ の 様 子 は ア ー ティストとの協議の上で積極的に公開し、舞台芸術の創作活動をで きるだけオープンにすることで、アーティストやYAU STUDIO利用者 同士、スタジオ訪問者との交流を促した。

    ま た 、「 Y – b a s e 」 は フ リ ー ラ ン ス を 中 心 と し た ア ー ト マ ネ ー ジ ャ ー が 活動することのできるコワーキングスペースとしても開放。コロナ禍 によって打撃を受けた彼らの活動へのサポートと共に、アートマネー ジャー同士の対話から次なるプロジェクトの萌芽をつくり出した。

    「集う」ことによって成立していた舞台芸術の根底が揺るがされてい る現在、これからの「集い」方の実践と試行から、コロナ禍の中断に よって硬直した頭、身体、心をほぐし、新たな連なりを今後も生みだし ていく。

  • WORK CULTURE LAB1 イントロダクション編

     

    日時│2月14日(月)18:00-20:00
    場所│YAUSTUDIO
    ゲスト│井上成、古田秘馬

    有楽町の人々がアートについて学び新たな思考を深めていく「YAUCLASS」の一環として、同じく大手町・有楽町・丸の内エリアで新たなワークスタイルのあり方を探る「丸の内ワークカルチャーラボ」と連携したトークイベントを4回にわたっておこなった。第1回目のトークは、YAUSTUDIOにて2月14日に開催。YAU設立の背景やワークカルチャーラボとの関わりについて、丸の内ワークカルチャーラボでプロデューサーを務められている古田秘馬さん、三菱地所の井上成さんを中心に語られた。井上さんは、これまで大手町・有楽町・丸の内エリアで数多くのまちづくりプロジェクトを手掛けられてきた。「エコッツェリア」や「3×3LabFuture」など、これからの時代に求められるテーマを社会に実装していくようなプロジェクトとし
    て展開。今回YAUをおこなうにあたって、「このエリアで長く展開されてきたアート活動をまちづくりの仕組みに改めて組み込み、アーティストの活動の場とまちづくりを一層リンクさせていくことによって、有楽町からイノベーションが生まれる可能性を生み出していきたい」「だからこそ、YAUを通じてアートとワークの結合点をつくりたい」「YAUによって、有楽町を“アートがある街”ではなくて、“アーティストがいる街”にしたいと思っています。」と井上さんは話す。一方の古田さんは、コロナ禍で人々の働き方が変化してきた中で、どのように新たな働き方の文化をつくることができるのかということを、丸の内ワークカルチャーラボを通じて複数の企業と一緒に取り組んでいる。そして、これまで様々な実証実験を重ねた中で、出てきたキーワードがアートだったと言う。「一言で仕事やワークといっても、言葉のとらえ方は人によって異なりますよね。一般的なワークという言葉には出勤して仕事をこなしていくというイメージがあるかもしれませんが、アーティストは生活全てが創作活動につながっている。新しいものを生み出すこと自体がワークで、そこまでにやってきたもの全てが作品になるような感覚なのではないかと思います。そうした感覚をより多くの人々が持つことで、新たなものが生まれる瞬間が増えていくのではないでしょうか。」

  • うらあやか+長谷川新 /SOUDAN @ 国際ビルB1F

    オープンデスク2022.02.19-20Artists' Website

    SOUDANにてオープンデスクします。 まとまりつつあるアイデアを散らかすお手伝いとして、完成までの時間を引き延ばして妙な方向へ背中を押します。 学校や集まりについてよく考えているので、そのあたりには割とちゃんと答えることができます。

     

    ◆うらできることリスト

    見て所感を話す 作品の話をする(私のでも、あなたのでも)

    フェミニズムやジェンダーに関するお話し

    集まりを考える

    学生として学校の中でいろいろやることについて

    教員として授業を作ったりカリキュラムを考えることに関して

    ワークショップや参加型のプログラムを考える など

    あとは、なにかを一緒にやるようなお誘いも受け付けます。 ただ訪れるだけも歓迎。

    日時場所 2/19(土)、2/20(日)12:00〜 at 有楽町YAU(国際ビルB1F)

     

     

  • ソノアイダ @ 新有楽町ビル1F

    滞在2022.2.1–5.31Artists' Website

    「ソノ アイダ#新有楽町」は、三菱地所の新有楽町ビル1階の空き店舗区画を空間メディアとして活用するアートプロジェクトです。その中の企画「ARTISTS STUDIO」では、アーティストが自分の制作環境を移設し、約1ヶ月半の期間作品を制作しながらアーティストの営みを展示、作品販売も行います。
    スタジオプログラムのアーティストは期間ごとに入れ替り、常にアーティストのいる風景を提供します。加えて企画展覧会や現代美術への関わりを実践しながら学ぶ「OUT SCHOOL」や不定期開催予定のワークショップ等も並走しながら、アートに関わる様々な人が集まる新たなアートコミュニティの形を提案します。
    第1期はソノアイダ発案者でアーティストの藤元明と彫刻家・森靖(~2022年1月30日)
    第2期は相澤安嗣志、岩村寛人とマイケル・ホー(2022年2月2日~3月6日)
    YAU開催期間も並行して活動し、アーティストが相互に連携します。
    https://sonoaida.jp/

  • SOUDAN @ 国際ビルB1F

    滞在2022.2.1–5.31(不定期開催)Artists' Website

    アーティストはたった一人で孤独に作品を作るのでしょうか。そういう場合もあるでしょうが、それだけが唯一の「アーティストのやっていき方」ではないはずです。展覧会の始まる前から、そして終わった後も、さまざまな人との協働があります。まだ固まってないアイデアを口にしてみること、具体的な技術的相談、機材や場所や運搬手段の話、ちょっとした専門知の共有、プロジェクトへのお誘い、悩みの打ち明けーーこれらをひとまず「相談(SOUDAN)」といってみます。

     

    「SOUDAN」という視点から考えてみると、たとえばアーティストとキュレーターの関係は、た んに「展覧会に呼ぶ/呼ばれる」といった関係にとどまらない、ということに気づかされます。 あるいは、「全ての情報が確定してから専門家に依頼する」という「雇用」や「契約」や「発 注」といった関係性とは少し違うダイナミズムが垣間見えてきます。 とくに、若い学生や、卒業したばかりの駆け出しのアーティストは、自分のアイデアを実現する ために、あるいはもっと深くおおらかに思考を進めるために、誰かと話してみること、相談をし てみることは大切な(とても楽しい)機会になるはずです。 YAUでは、「展覧会の鑑賞」だけにとどまらない、「アートをやる」息遣いを感じる場にしたい と思っています。というわけで、相談所です。

     

    SNZ(シノバズ)は、若手アーティストが直面するさまざまな困りごとについて考える相談員のネットワークです。制作のことや気になることを内容の大小粗密にかかわらず気軽に相談できる場所をつくるため、森純平、長谷川新、山川陸を中心に2021年より活動。以降、美術大学や展覧会を中心に、各地を訪問しながら、アドバイスをしたりともに考えたりしています。

    SOUDAN(相談)について

  • bench @ 有楽町ビル10F

    滞在2022.2.1–5.31Artists' Website

    演劇やダンス、アートプロジェクトのプロデュースやコーディネートに関わる舞台芸術制作者を中心に発足した、アートマネージャーのコレクティヴ(代表・武田知也)です。芸術文化分野をはじめ行政、福祉や医療、まちづくりといった多様な国内外の主体と連携し、地域社会と芸術の関係性を更新する事業を開発、展開しています。また、国内外の様々な芸術祭、劇場、劇団・アーティスト等の創造現場を、プロデュース&マネジメントの観点から支援、構築し、芸術創造を共に担っています。
    https://bench-p.com/

  • Tokyo Photographic Research @ 有楽町ビル10F

    滞在2022.2.1-5.31Artists' Website

    東京フォトグラフィックリサーチは、2020年代を迎えた東京を舞台に、最先端の写真・映像表現を通じて未だ見ぬ都市と社会と人びとの姿を探求し、見出されたヴィジョンを未来へ受け継ぐことを目的としたアートプロジェクトです。写真家・小山泰介とキュレーター・山峰潤也を発起人として、写真家、現代美術家、建築家、メディアアーティスト、音楽家、デザイナー、編集者など20名を超えるメンバーの有機的な協働によって、アーティストプロジェクトや展覧会、コミッションワークやコラボレーション、都市のリサーチや国内外の芸術大学との共同プロジェクトなど、多様な活動を展開しています。
    https://www.tokyophotographicresearch.jp

    A NEW SCALE / 深井佐和子+内田友紀(都市研究コレクティブ)
    ARCHI HATCH
    GC Magazine(アーティスト・コレクティブ)
    SO(サウンドリサーチャー)
    金秋雨(キュレーター)
    三野新(写真家・舞台作家)
    山本華(写真家)
    志賀耕太(美術家)
    小山泰介(写真家)
    石毛健太(美術家)
    川島崇志(写真家)
    村上由鶴(写真研究・美術批評)
    村田啓(写真家)
    築山礁太(写真家)
    東京工芸大学芸術学部写真学科 川島研究室
    梅沢英樹+佐藤浩一(アーティスト)

  • YAU TEN 「SOUDAN」

    EXHIBITION2022.05.20-27Artists' Website

    若手アーティストが直面するさまざまな困りごとについて考える相談員のネットワークSNZ(シノバス)*⁷による「SOUDAN」では、引き続きさまざまな専門家をお呼びして、相談所を継続開設しています。YAUがスタートして以降「専門家の話をきく」「専門家に話を聞いてもらう」というだけではなく、来場者同士でも会話が生まれたり、技術の共有がおこなわれたり、あるいは専門家が逆に相する側になったりとさまざまで、それらがひとつの空間の中で同時に起きていることもこの場の魅力です。
    日程:5月20日(金)~27日(金)
    会場:YAU COUNTER
    参加者(相談員):山川陸、長谷川新、森純平、うらあやか、中島りか、田村かのこ、宮路雅行、西原珉、猫のやりかた

  • 【開催しました】YAU TEN 「PERFORMANCE」

    パフォーマンス2022.05.21・22・26・27Artists' Website

    YAUにて演劇・ダンス等の稽古場およびアートマネージャーのコ・ワーキングスペースの開設・運営、新作パフォーマンスのプロデュースに取り組んできたパフォーミング・アーツを中心とするアートマネージャーのコレクティブ「bench」³が、今回のYAU TENではその成果として、演出家・振付家・ダンサーの倉田翠⁴と大手町・丸の内・有楽町で働く人たちによるパフォーマンス作品『今ここから、あなたのことが見える/見えない』を上演します。オフィスビルの一角で上演される本作は、このエリアで働く一人ひとりの「生」のリアリティを掴み直し、街に新たな視点をもたらすことでしょう。その他、稽古場を利用したアーティストの中から、チーム・チープロ⁵、シラカン⁶の2団体・2作品の上演等を実施します。

    ■パフォーマンス一覧
    『大手町・丸の内・有楽町で働く人たちとパフォーマンス? ダンス? 演劇?をつくるためのワークショップ』成果発表公演
    『今ここから、あなたのことが見える/見えない』
    演出・構成:倉田 翠
    日時:5月22日(日)14:00開演/17:00開演(上演時間:約70分予定)
    会場:新国際ビル2階
    料金:一般1,000円(税込)、18歳以下無料(※要予約/公演当日要証明)
    出演:ワークショップ参加者12名、倉田翠

    チーム・チープロ『皇居ランニングマン』
    振付・構成:チーム・チープロ(松本奈々子、西本健吾)
    日時:5月21日(土)、22日(日)13:00開演/16:00開演(上演時間:約30分)
    会場:YAU STUDIO内Y-base1
    料金:500円(税込)
    出演:松本奈々子 

    シラカン『くじら』
    作・演出:西岳
    日時:5月26日(木)、27日(金)12:30開演/18:00開演(上演時間:約40分)
    会場:YAU STUDIO内Y-base1
    料金:1,000円(税込)
    出演:岩田里都、櫻井碧夏、干川耕平、村上さくら

    ※いずれも5月9日(月)13時からチケット発売開始。お申し込みと詳細はこちら

  • 【開催しました】YAU TEN「TALK SESSION」

    トークイベント2022.05.20-21Artists' Website

    日本のビジネスの中心地「有楽町/丸の内」でアーティストが活動したこの4か月。YAU参加のアーティスト・建築家・デザイナー・編集者に加え、企業人としてアーティストと協働する方々をゲストにお招きしてお送りするクロスジャンルトークセッションです。

    『YAU TEN トークシリーズ』
    日程:5月20日(金)・21日(土)・23日(月)・24日(火)
    場所:有楽町ビル10階「YAU STUDIO」
    予約方法:peatixより入場予約 ※無料
    ご予約はこちら 

    【5/20登壇スケジュール】
    13:30-「ベースフラッグプロジェクト|エリアマネジメントとアーティストのコラボレーション」
    14:30-「東京感動線~山手線×アートの取り組み~」
    15:30‐「YAU STUDIOの日常から生まれたものー異分野の交流」
    16:30-「都市の中の自然〜土とビオトープ・有楽町の屋上から~」
    17:30-「日比谷OKUROJI~高架下からはじまるアートの輪~」
    18:30-「リアルとデジタルの新たなアートプラットフォームとは」 
    20:00-「Playing Tokyo special talk 有楽町のアート、これまでとこれから」 

    【5/21登壇スケジュール】
    13:00-「公共空間に展開するアートの可能性」
    14:00-「アーティストがいることによって生まれる、ビジネスとの学びあい」
    15:00-「なぜアーティストと企業がコラボレーションしたのか?」
    16:00‐「パブリックスペースの現在ー都市と建築編」
    17:30-「音楽による都市空間デザインの可能性」*有楽町夜大学連携企画

    【5/23登壇スケジュール】
    17:00-「働くひとたちとのパフォーマンス? ダンス? 演劇? 上演を終えて」
    18:00-「写真/パフォーマンス/異種格闘技 ときどき相談?」

    【5/24登壇スケジュール】
    18:00-「エリアエネルギービジョン〜まちのビジョニングとアートの交わり〜 with 有楽町夜大学」
    19:00-「溶ける境界としての『渚』/有楽町から考える」

    登壇者や詳細はこちら

  • 【開催しました】YAU TEN 「EXHIBITION」

    展示2022.05.20-27Artists' Website

    YAUが始動した本年2月より、YAU STUDIOにてスタジオプログラム『INSIGHT/ONSITE: Studio TPR』を実施してきたTOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH(TPR)*¹が、今回のYAU TENでは、スタジオにとどまらず、有楽町の街なかも舞台に作品を発表します。YAU STUDIOでは立体や音と映像の作品、3Dアーカイブデータなど写真の枠から拡張した表現形態の作品を公開し、丸の内仲通りを中心に街路やビル共有部、空き店舗空間では、複数のアーティストによる場と呼応した作品群を発表します。また、新有楽町ビル1階で展開中のアートプロジェクト「ソノ アイダ#新有楽町」では、藤崎了一、Hogaleeの2組が滞在制作を行います。また、アート表現の場として魅力的な、街なかに点在するデッドスペースの発掘・攻略にも挑戦し、都市とアーティストの実践を有楽町で行います。

    日程:5月20日(金)~27日(金)
    会場:YAU STUDIO、有楽町各所
    参加アーティスト:【TPR】ARCHI HATCH、石毛健太、梅沢英樹+佐藤浩一、小山泰介、志賀耕太、GC Magazine、SO×丸尾隆一、築山礁太、三野新、村田哲、山本華、東京工芸大学芸術学部写真学科 川島研究室【ソノ アイダ*²】藤元 明、藤崎了一、Hogalee (2022年5月10日〜6月26日)

  • ソノアイダ# 新有楽町 

     

    「ソノアイダ#新有楽町」は、三菱地所の新有楽町ビル1階の空き店舗区画を空間メディアとして活用するアートプロジェクト。その中の企画「ARTISTSSTUDIO」では、アーティストが自分の制作環境を移設し、約1ヶ月半の期間作品を制作しながらアーティストの営みを展示、作品販売もおこなう。スタジオプログラムのアーティストは期間ごとに入れ替り、常にアーティストのいる風景を提供。加えて企画展覧会や現代美術への関わりを実践しながら学ぶ
    「OUTSCHOOL」や不定期開催予定のワークショップ等も並走しながら、アートに関わる様々な人が集まる新たなアートコミュニティの形を提案している。

    ARTISTS STUDIO

    会期│期間によって作家が入れ替わる。 営業時間│13:00-20:00
    会場│ソノアイダ #新有楽町 住所│東京都千代田区有楽町 1-12-1 新有楽町ビル1 階 北側112区画
    主催│株式会社アトム(A-TOM Co., LTD.)
    企画│ソノ アイダ実行委員会
    協力│三菱地所 機材協力│BLACK+DECKER/DEWALT/LENOX/ IRWIN

    藤元明/森靖
    2021年12月1日-2022年1月30日

    第2期 相澤安嗣志/岩村寛人/
    マイケル・ホー 2022年2月2日-3月6日

    第3期 やんツー/水戸部七絵
    2022年3月16日-4月24日

    第4期 藤崎了一/Hogalee
    2022年5月10日-6月26日

MAP

SALON

PEOPLE

  • 主催
    • 「有楽町アートアーバニズムプログラム」実行委員会(NPO法人大丸有エリアマネジメント協会、三菱地所株式会社)
  • 企画協力
    • YAUプロジェクトチーム

      深井厚志
      森純平
      東海林慎太郎
      金森千紘
      小森あや
      ビジュアルデザイン
      原田光
      グラフィック/ウェブデザイン
      加藤賢策(LABORATORIES)
      ウェブ構築
      阿部研二
    • 株式会社フロントヤード

    • TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH PROJECT

    • 一般社団法人ベンチ

    • SNZ(シノバズ)

  • 助成
    • 国土交通省
  • 協力
    • 一般社団法人 大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会
    • 株式会社アトム(A-TOM Co., LTD.)
    • エコファニ

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