Playing Tokyo special talk City & Arts & City| YAU #2

齋藤精一(パノラマティクス主宰)、小山泰介(写真家)、藤元明 (アーティスト)、山元夕梨恵(三菱地所)

※配信 https://playing.super-flying.tokyo/

パノラマティクス齋藤精一さんがパーソナリティをつとめる「Playing Tokyo」第66回目はYAU STUDIOからの放 送。YAUのような「企業」と「アート」と「まち」のかけあわ せは昔からおこなわれてきて、しかし「痛い目にもあってき た」という齋藤さんの導入からスタート。「長期的に見た時 にアーティストとの連携には意味がある」と齋藤さんが続 けて語る、その可能性について議論される、企業・アーティ スト交えてのトークセッションとなった。 社会的経済的条件から空いているスペースを活用す るプロジェクト「ソノ アイダ」藤元明さんからのプレゼン テーションでは、「面白い状態をキープする保証はでき る し 、そ の 状 態 に 企 業 が ベ ッ ト し て い る と い う こ と に 意 義 がある」と語った。その後、TOKYO PHOTOGRAPHIC R E S E A R C H 小 山 泰 介 さ ん に よ る プ レ ゼ ン が 続 き 、「 東 京 のまちで展示すると負けてしまうことが多いが、YAUは勝と うと思わずいなしている感じがある。どこから作品なのか がいまいちわからない」とYAUの特徴を語る。 いわば、「先鋭的」であるアーティストの姿勢を重視する 藤元さんと、「対話的」に状況を乗りこえようとする小山さ んという図式が見えてくる。トークセッションでの発言を聞いていると、齋藤さんは前者、山元さんは後者という考え方の特徴が見えて来るようだったが、その両者を場面ごとで使い分けるような取り組みが求められるだろう。 「YAUはちゃんとピンでアーティストをフックアップしてる からいい」という藤元さんの指摘もあったが、山元さんが 途中指摘する「場所があるからこそ」という状況ゆえに人 が 集 まってくる 集 合 体 として の ムーブメントに は み な が 可 能性を感じていたようだ。ビッグコンセプトとしての「アート アーバニズム」の展開について多様なヒントに溢れたセッ ションだった。

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