展覧会|構想計画所「Weathering Project」

展覧会|構想計画所「Weathering Project」

会期:2026年11月6日(金)ー 12月25日(金) 
  ※24:30〜4:00は行幸地下通路が通行止めとなるため、ご鑑賞いただけません。
会場:行幸地下ギャラリー 東京駅側

主催:三菱地所株式会社
企画・運営:有楽町アートアーバニズム YAU

 

三菱地所株式会社では、屋上緑化やSLIT PARKの改修、Marunouchi Bloomwayなどを通じて、都市における良質な緑環境づくりに取り組んできました。本プロジェクトでは、アーティストとYAUが連携し、アートの視点から都市の緑がもつ可能性をさらに開きます。環境や景観を整えるだけでなく、人々の滞在や交流を生み、新たな都市の過ごし方へとつながる緑化のあり方を探ります。

<企画概要>
原野を開墾し、整地する。人々が定着し、都市は拡大していき、失われた樹々の代わりに小さな植物を生活圏に呼び込む。数百年にわたって、植物の喪失と回復を繰り返しつつスプロールしてきた東京の中心部には、四季によってその色彩と形が移り変わる「植物の時間」、再開発によって数十年単位で様相が一変する「都市の時間」、そして人には感知できないほどの遅さで風化という名の崩壊を持続させている「岩石=大地の時間」があります。
 展覧会「Weathering Project」では、この三つの時間を地下通路の両壁に設えられたウィンドウのなかに出現させます。それぞれ異なった要因からなる固有の時間を持ち、人の介在によって不可避的に関係を発生させてしまう植物と都市と大地。見えない三つの時間の融合と離反を視覚化することで、「緑化」は植物による環境の整備といった短期的で功利的な目的をはるかに超えた、未知の環境を創出するプロセスという新たな意味を持つことになるでしょう。

構想計画所
2009年より活動を開始したアーティストユニット。構成員はプロジェクトごとに異なり、美術家・研究者・詩人などから構成される。整合性や一貫性に回収できないこの世界について、あるいは人間にとっての意味や目的、自我や主体すら崩壊させてしまうような出来事について、人文的な視点から考察することを特徴とする。国内外で作品を制作・発表するほか、各プロジェクトと関連する出版、レクチャー、シンポジウム等を数多く企画・実施している。
おもな個展に 『Weathering project』(2021~26年まで毎年)、『想像力の転回』(2018年)、『離人/島』(2016年)、主なグループ展に『アシカガアートクロス』(2024年)、「小砂環境芸術祭KEAT2023」(2023年)、『引込線』(2013、15、17年)などがある。

 

<本プロジェクトメンバー>
小林耕二郎
1975 年滋賀県生まれの彫刻家。東京及び時々上海を拠点に活動。そうかもしれない、そうだったかもしれない可能性や限界について、モノを通して考えている。
@kojiro_kobayashi

三田健志
1979 年広島県生まれの美術家。「経験」をテーマに、写真や映像を中心に構成したインスタレーションを発表している。2019-20年ハワイ大学客員芸術家としてハワイ諸島に滞在。成果報告として個展「忘れていい風景」(茅ヶ崎市美術館、2024)を開催した。
https://mita-takeshi.tumblr.com/

前野智彦
1977年広島生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。 2009年より構想計画所の所長として活動。「場所」と「物質」を起点に、記憶や歴史がいかに形成され、変容していくのかを探る活動を展開。リサーチと制作を往還しながら、異なる時間や情報を複層的に編み直す。
@maeno_tomohiko

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