
吉本英樹×YAU LEARNING<領域開拓デザイン演習>受講者募集を開始!
2025.09.29
吉本英樹×YAU LEARNING
<領域開拓デザイン演習>
− 多領域との交差から生まれる、次の創造。
有楽町アートアーバニズム(YAU)による学びの場「YAU LEARNING」が、東京大学先端科学技術研究センターより吉本英樹氏を迎えて新たに開講する<領域開拓デザイン演習>。
吉本氏は、これまで航空宇宙工学を背景に、イギリスのロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)でデザインを学び、エンジニアリングとデザインの融合に取り組んできました。この<領域開拓デザイン演習>は、吉本氏先導のもと、各分野のフロントランナーとして活躍するゲストの思考に触れ、交流し、私たちの思考を多方向にひらくプログラムです。
各講義のテーマは「宇宙」や「工芸」、「デザイン」と、スケール感も日常やビジネスとの距離感も、それぞれ異なる特徴をもつものです。しかし、その裏側にある思考や実践は、既成の枠組みを越えた考えと価値観に溢れ、そこに触れることで私たちの日常生活に身近な思考として巡ってくることでしょう。 本演習はゆるやかにコースをふたつ(A:講義+吉本氏との研究会つき/B:講義のみ受講)に分け、また交流会を設けて、受講メンバー同士の新たな気づきと繋がりも促します。
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講師:吉本英樹(東京大学先端科学技術研究センター特任准教授)
デザイナー、クリエイティブディレクター。
東京大学先端科学技術研究センター特任准教授。2010年東京大学大学院航空宇宙工学専攻修士課程、2016年英国Royal College of Artデザイン工学専攻博士課程を修了。2015年ロンドンにてTangentを設立。
2020年東京大学・先端科学技術研究センターにて先端アートデザイン分野を共同設立し、ロンドンと東京を拠点にさらに活動の幅を広げる。
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【プログラム概要】
日程|2025年10月31日(金)、11月14日(金)、11月28日(金)、
12月9日(火)、12月19日(金)
時間|18:30〜20:30 *12月9日(火)を除く *交流会を含む
受講方法|対面 *一部、オンラインで事後視聴可
コース別概要|
[Aコース]講義+吉本氏との研究会
講義+研究会 #0〜#4まで全5回、定員10名程度
受講料:80,000円 *税込
[Bコース]講義のみ
講義 #1〜#3まで全3回、定員20名程度
受講料:40,000円 *税込
*注意事項
・各講義は、記録のために録音・録画します。
・受講風景を写真・映像に記録し、広報などの目的で使用する場合がございます。
・全日程終了後、アンケートにご協力をお願いします。
・ゲスト講師の都合やその他やむを得ない事情により、日時や内容に関して急な変更が発生する可能性があります。
・各回のお知らせは(arturbanism.learn2024@gmail.com)よりご連絡します。メールが受信できるように設定をお願いします。
【申し込み方法・締切】
締切:Aコース10月29日(水)23:59まで
Bコース11月13日(木)23:59まで
各コース、下記Peatixよりお申し込みください。
Aコース:https://frontier-design-a.peatix.com
Bコース:https://frontier-design-b.peatix.com
※先着順となりますので、締切日前に募集を終了することがあります。
【お詫びとご報告】
Aコースに関して販売ページに不備があり、10月17日以降お申し込みが受け付けられておりませんでした。
大変申し訳ございません。Aコースにつきましては販売期間を29日(水)23:59まで延長させていただきます。
お問い合わせにつきましては、Peatixまたはメールにてご連絡をお願いいたします。
【プログラムスケジュール・詳細】 *すべて敬称略
◉研究会 #0:「領域開拓デザインとは?」
10月31日(金) 18:30-20:30 *Aコース
講師:吉本英樹
場所:東京大学先端科学技術研究センター(目黒区駒場)
概要:受講メンバー紹介と、「領域開拓デザインとは?」―異なる領域を橋渡しすることで、その接続から新たな領域の可能性を見出すコンセプトを共有。
◉講義 #1:「宇宙と社会をつなぐデザイン」
11月14日(金) 18:30-20:30 *ABコース共通
講師:吉本英樹
ゲスト講師:長福紳太郎(JAXA CE室エンジニアリンググループ、株式会社GRAVO代表取締役)
伊東真史(デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社)
場所:DMO東京丸の内(千代田区丸の内)
概要:宇宙を舞台にした技術・社会・デザインの交差点を探り、最先端の宇宙工学から、新しい社会実装やビジネスの可能性まで議論する実践型セッション。
◉講義 #2:「工芸ー伝統と革新のデザイン」
11月28日(金) 18:30-20:30 *ABコース共通
講師:吉本英樹
ゲスト講師:村瀬弘行(suzusan CEO兼クリエーティブディレクター)
林千晶(株式会社Q0 代表取締役社長)
場所:DMO東京丸の内(千代田区丸の内)
概要:伝統工芸の現代化や地域再生をテーマに、素材と技術を拡張するデザイン思考を学ぶ。国際的に評価されるsuzusanの活動や、地域×都市の新しい関係性をつくる実践に触れる。
◉講義 #3:「企業経営とデザインー未来を切り拓くアイディア」
12月9日(火) 11:15-12:00 *ABコース共通
講師:吉本英樹
ゲスト講師:細見研介(株式会社ファミリーマート代表取締役社長) 、黒田英邦(コクヨ株式会社代表執行役社長)
場所:丸ビルホール&コンファレンススクエア(千代田区丸の内)
概要:企業経営においてデザイン、クリエイティブが果たす役割と、特に新しいチャレンジを切り拓いていくための思考方法を考察します。
◉研究会 #4:「デザイン実践ワークショップ」
12月19日(金) 18:30-20:30 *Aコース
講師:吉本英樹
場所:東京大学先端科学技術研究センター(目黒区駒場)
概要:これまでの講義を振り返り、「領域開拓デザイン」について受講メンバーによる最終発表を行います。
【プロフィール】

長福紳太郎
名古屋大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻修了。2010年に国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)に入社し、ロケット、構造・機構、大気圏再突入等の領域でエンジニアとして活動。デザインコンサルティングファーム IDEO Tokyo や NASA Ames Research Centerへの派遣も経験し、日本の宇宙開発における新しいアプローチを模索している。JAXAで務める傍ら、自身の子育て経験をきっかけに室内運動遊具の開発を開始。2020年4月に兼業として開業(個人事業主)。2025年1月、株式会社GRAVOを設立し代表取締役に就任。平日は朝3時に起きて活動する。

伊東真史
米系コンサルティングファームを経てデロイトトーマツ FAS株式会社(現デロイトトーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社)に入社。ライフサイエンス、TMT業界のクライアントに対するM&A BOSTON業務をはじめ、戦略策定、事業計画分析、評価、ビジネスデュー・ディリジェンス、PMI支援など、M&Aに関わる全般プロセスにおいて幅広く従事する。近年は、社会課題解決に向けた、他業種連携による社会実装をテーマに、各種コンソーシアムの設立を支援。日本が持つ伝統・文化を次世代につなぐ取り組みや、音楽・芸術・アートと産業界との繋ぎ合わせなどにも携わる。

村瀬弘行
名古屋に伝わる伝統染色技法、有松鳴海絞りを営む職人の家系に生まれ、イギリスのサリー美術大学、ドイツのデュッセルドルフにあるクンストアカデミーで 立体芸術と建築を学ぶ。2008年、在学中に学生寮で会社を設立し、数本のストールでオリジナルブランド「suzusan」をスタート。現在は約30カ国120都市で展開。2021年には名古屋市主催伝統産業海外マーケティング支援プロジェクトの統括コーディネーターに就任するなど、日本の伝統工芸の継続性と循環を生み出す 社会活動も精力的に展開している。

林千晶
花王を経て、2000年に株式会社ロフトワークを起業、2022年まで代表取締役・会長を務める。退任後、「地方と都市の新たな関係性をつくる」ことを目的とし、2022年9月に株式会社Q0を設立。北海道や秋田など地域を拠点におき、地元企業や創造的なリーダーとのコラボレーションやプロジェクトを企画・実装し、時代を代表するような「継承される地域」のデザイン創造を目指している。グッドデザイン賞審査委員、経済産業省「産業競争力とデザインを考える研究会」などを歴任。

細見研介
1986年伊藤忠商事に入社。大阪府出身。
繊維部門、中国投資、食品流通部門でブランドマーケティングやM&Aに携わる。
2017年執行役員、2019年新設の第8カンパニープレジデントに就任。
2021年3月ファミリーマート代表取締役社長に就任。現在に至る。

黒田英邦
1976年、兵庫県芦屋市出身。
2001年コクヨ(株)入社。コクヨファニチャー(株)代表取締役、コクヨ(株)専務を経て2015年にコクヨ(株)代表取締役社長に就任、2024年より現職。
2024年からACC TOKYO CREATIVITY AWARDS デザイン部門の審査委員を務める。
【受講規約】
受講にあたり、下記URLより規約をご確認いただき、同意の上ご参加をお願いします。
受講規約
【「YAU LEARNING」について】
これまで有楽町アートアーバニズム(YAU)は、アーティストやクリエーターと協働した都市部における創造的プログラムのほかに、さまざまな学びの場を設けてきました。
東京藝術大学および東京都との三者連携によって2024年より開講している『有楽町藝大キャンパス』では、さまざまな背景をもつ受講生が年代を越えてアートを学んでいます。舞台芸術分野では、アーティストやマネージャーとの対話と作品創作を通して、マネジメントの第一歩を知る『ファーストライン』、都市体験のデザインスタジオ「for Cities」主導のもと、ユニークなテーマで都市を考察、リサーチを行い、街に介入する『Urbanist Camp』など、アートの活動領域を押し拡げた多様なプログラムを、大丸有エリアを中心に創出しています。
こうしたYAUが関わる学びのプログラムを「YAU LEARNING」と総称し、今後も都市部におけるさまざまな関心領域を横断させ、ビジネスワーカーや来街者、また学生も学ぶことができる機会を探索していきます。
【お問い合わせ】
arturbanism.learn2024@gmail.com (有楽町アートアーバニズム YAU)
吉本英樹×YAU LEARNING<領域開拓デザイン演習>
ビジュアルデザイン:小林寛
主催:有楽町アートアーバニズム YAU

