YAU SALON vol.32『アートが街の寛容さを変える~「社会の鍼治療」的実践とは?』

都市を舞台にした作品や、そこにいる人々との創作はどうして生まれるのでしょうか?YAUが2024年11月に実施する10代による街歩きパフォーマンス『Nightwalks with Teenagers』は、世界中のコミュニティと協働作品を手がけるママリアン・ダイビング・リフレックス(MDR)のプロジェクトのひとつです。MDRのプロジェクトの数々は、固定化された関係性や社会的状況に鋭くも軽快に切り込む手法で“社会の鍼治療“と称されています。
今回は、MDR創設者ダレン・オドネルさんが来日し、各都市での市民参加型プロジェクトの実践についてお話を伺います。ゲストには、大丸有で働くワーカーと制作した作品『今ここから、あなたのことが見える/見えない』のほか、地域やコミュニティの人々との作品創作を多数行う倉田翠さんをお招きし、有楽町での実例を交えながら、街のなかで・街の人びとと作品制作に取り組むとき、その場で何が起きているのか、街にどのようなことが起こりうるのかを探ります。
 
日時:11月21日(木)18:30-20:30
 
会場:YAU CENTER(東京都千代田区丸の内3丁目1−1 国際ビル 1F)
登壇者:
ダレン・オドネル(ママリアン・ダイビング・リフレックス 設立者/ディレクター)
倉田翠(akakilike主宰、まつもと市民芸術館 芸術監督(舞踊部門))
 
モデレーター:
長谷川隆三、中森葉月、山本さくら(以上YAU)
 
通訳:田村かのこ(Art Translators Collective*日本語通訳

 

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■Darren O’Donnell / ダレン・オドネル
1965年カナダ出身。作家、脚本家、パフォーマンス・アーティスト。都市計画の学位。1993年にアート&リサーチ集団「ママリアン・ダイビング・リフレックス」を設立。ヨーロッパ最大規模の芸術祭ルール・トリエンナーレで大型の教育普及プログラムを担当するなど、「社会の鍼治療」という独自メソッドが世界的に評価される。ユニークなアート表現で国籍、言語、世代や立場を越えた人々との創作を続ける。

 

■倉田翠 / Midori Kurata
1987年三重県生まれ。京都造形芸術大学 映像・舞台芸術学科卒業。 3歳よりクラシックバレエ、モダンバレエを始める。京都を拠点に、演出家・振付家・ダンサーとして活動。作品ごとに自身や他者と向かい合い、そこに生じる事象を舞台構造を使ってフィクションとして立ち上がらせることで「ダンス」の可能性を探求している。2016年より、倉田翠とテクニカルスタッフのみの団体、akakilike(アカキライク)の主宰を務め、アクターとスタッフが対等な立ち位置で作品に関わる事を目指し活動している。
令和5年度京都市芸術新人賞。セゾン文化財団セゾン・フェローⅠ。2024年4月より、まつもと市民芸術館 芸術監督(舞踊部門)。

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